文学×翻訳×語学(その2)

5年以上前に、上記のタイトルでブログを書いている。 http://d.hatena.ne.jp/mari777/20071216/1197795396 このとき話題にしている斎藤さん、野崎さんと、自分自身を一緒くたに語ってしまってはいけないのだが、私は私なりのレベルで、この3つのテーマがつ…

近況報告

またしても一ヶ月、ブログの更新をさぼってしまった。この間の読了本はわずか3冊。頭の悪い日本語 (新潮新書)作者: 小谷野敦出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2014/04/17メディア: 新書この商品を含むブログ (9件) を見る新装版 真夜中の相棒 (文春文庫)作者…

GW初日

部署を異動してまもなく一ヶ月がたとうとしている。先週、前にいた部の仲間が心のこもった歓送迎会を開いてくれた。その余韻にひたる間もなく、新しい職場の仕事は怒濤のように押し寄せている。自分の企画、上司から引き継いだ企画、上司の手伝い、と三段階…

二つの母校

先週は母校に関係するいいニュースが二つあった。というと、普通は卒業大学を想像するかもしれないけど、この二つの母校は、30年以上前に卒業した高校と、10年以上前に通っていた翻訳学校のことだ。 もう4月になったので解禁だと思うので書くけれども、…

「考える人」最新号

ひさしぶりに自転車で仙川のお風呂に行き、帰りにお決まりのコースで書原へ。今のところ読みたい本が山ほどあるのでなるべく本は買わないことにして、「海外児童文学ふたたび」という特集を組んでいる「考える人」の最新号と、それほど読書家とは思えない高…

変化のとき

昨日発令の人事異動で、職場が変わった。座席は同じビルの3Fから5Fへの近距離移動だけれど、扱う本が大きく変わった。これまで11年、きわめて特殊な本をつくる部署にいたのだけれど、これからは一般的な本をつくる部署、その名も一般書出版部、というと…

ブログが書けない…

年度末、いろいろなことがあって、思うことは山ほどあるのだけれど、うまく言葉にできない。自分のストレス発散のためにはじめたブログなのだけれど、だんだん読んでくれている人を意識するようになってしまい、そうするとだんだん、自分が思ったことをぱぱ…

激しすぎる働き方

またしても一ヶ月以上あいてしまった。前回、予定より早く職場復帰したことを書いたけれども、「様子を見ながら少しずつ」復帰するはずだったのが、あれよあれよという間に激務の渦のただ中に投げ込まれ(自ら突入した感もあるが…)、2月の最後の日曜日まで…

退院、書店へ、会社へ

また少し間があいてしまった。1月23日に入院、24日に手術をし、予定どおり、1月29日(水)に退院。退院の前日の夜は、はじめて来客がなかったせいか、隣のベッドに患者さんが入ったせいか、なんとなく興奮して眠れなかった。朝6時頃には起きだして、朝食前…

プロの仕事

昨日、病院のベッドの中で『翻訳万華鏡』読了。翻訳万華鏡作者: 池央耿出版社/メーカー: 河出書房新社発売日: 2013/12/13メディア: 単行本この商品を含むブログ (3件) を見る謙遜でも何でもなく、わたしは池研究室の劣等生だった。基礎科で1年、本科で2年…

復活!

入院前の怒濤の日々を過ぎ、あわただしく入院・手術と過ごして、今日はK大学病院の見晴らしのいいデイルームで、一階のスタバで買ってきたコーヒーを飲みながら、MacとiphoneをUSBでつないで、優雅にブログ更新中!! 入院の前日10時ぎりぎりに最終戻し校…

眼鏡を買いに

入院中、コンタクトは何かと不便と聞いたので、以前、老眼鏡をつくった近所の眼鏡やさんに行き、急遽、遠近両用の眼鏡をつくった。明日から出社でおそらく入院直前まで、休みはとれないと思うので、今日しかない、と思って自転車を飛ばした。レンズもフレー…

わたしの読了本ベスト2013

今日は自宅から自転車で30分くらいのところにある大宮八幡へ初詣。仕事が忙しくなるとつい自分に甘くなり、「かわいそうだから」といってダイエットも運動も完全にストップ。その結果、せっかく努力して5キロ近く痩せたのに、3キロ近く戻ってしまった。…

あけましておめでとうございます

数ヶ月ぶりのブログ更新。ちゃんと生きてます。とはいえ、この数ヶ月、例年どおり地獄の校了前ピークが訪れ、年末も12月29日まで、土日も含め無休で毎日深夜残業の日々を送ってました。12月は外国文学関係のイベントで行きたいものがいくつかあったの…

久々の更新

ちょっと事情があって、ブログの更新ができなかった。事情が変わったわけじゃないんだけど、複数の人から、仕事が忙しいんじゃないかとか、ダイエットのし過ぎで倒れたんじゃないかとか、また家出して行方不明なのかとか、心配された、というより面白がられ…

至上命令

夏休み気分の8月も今日で終わり。つくった本の結果がちらほらと出始め、著者に頼んでいた原稿も「一気に」とはいかないまでも、まあまあのペースで届きはじめて、そろそろ繁忙期への心の準備をしなくては、ってな時期になった。8月の最終週には、何十年ぶ…

海辺で「海辺の生と死」を読む

お盆休み最終日の今日は、小田急ロマンスカーで江ノ島海岸へ。海辺の読書は思っている以上にはかどる、ということを経験的に知っているので、携帯本には気をつかう。とはいえ、あまり分厚い本は持っていけないし、水がかかって本が傷んだりするといやなので…

吉祥寺ジュンク堂

今日は自転車で井の頭公園まで行き、コピスまで歩いて昼食、ジュンク堂に2時間ほど滞在して、ずっと買いたいと思っていた、ローラン・ビネ『HHhH』を購入、古典新訳文庫のロブ=グリエと、島尾ミホ『海辺の生と死』を買って、ご機嫌で帰宅。兄がお盆で実家…

ボクササイズ、古武術初体験

今日はスポーツクラブに行って、ボクササイズと古武術入門というレッスンを受けてみた。ボクササイズはなかなか楽しかった。エアロビクスのように両手両足がバラバラの動きをするということはないし、ヨガのようにゆったりすぎるということもなく、ちょうど…

働き続けているということ

先日、高校時代の親友に数年ぶりに会った。中学校3年の春、軟式テニスの湘南大会の準決勝で初めて会って、同じ高校に進学し、同じポジションで3年間ライバルとして過ごした。テニスの腕も学業成績も同じくらいだったけど、当時の彼女は石野真子にちょっと…

お盆休み

今週月曜日から、会社がお盆休みになった。季節によっては(たとえば正月とか)会社のカレンダーどおりになんて全然休めないときもあるのだけれど、わたしの現在の仕事は、夏はわりと余裕がある。わたしはとても消化しきれないほどの代休・有休残をかかえて…

大忙しの1週間

先週は、月曜日に講演会2つ、木曜日にセミナー、金曜日に高校時代の親友に会いにいく、という、プライベートが大忙しの1週間だった。もっとまめにブログ更新すればよかったんだけど、ちょっとここのところブログが不調で、まとまった文章を書く意欲がわい…

古本屋に誘われて

先日、同居人がネット古書店で古本を買ったら、本といっしょに犬吠埼のホテルのチラシや銚子の観光スポットの割引券が入っていた。ちょうどそのころ、週末にあまり遠くないところで1泊旅行したいね、海水浴とかしたいね、と話していたところだったので、う…

トークイベント2連発

金曜日と土曜日、2日連続でトークイベントに行ってきた。全然違う分野のイベントだけど、会場に集まった人たちの雰囲気がなんとなく似ていたことは興味深い。 金曜日、前から一度行ってみたいと思っていた、杉江松恋さんの「ガイブン酒場」に参加。これは、…

二冊読了

「現代女性作家祭り」で、新旧対決、ってわけじゃないけど、同世代のよしもとばななと、20歳年下の小山田浩子の小説を読んだ。さきちゃんたちの夜作者: よしもとばなな出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2013/03メディア: 単行本この商品を含むブログ (15件)…

「おつかれさまの国」と「歩いて帰ろう」

同居人がなぜか(いや、理由はわかっているのだが)ある日突然、斉藤和義に興味をもって、CDとDVDをまとめて買ってきた。時々いっしょに聴いていて、ああ、いいなあ、と思ってはいた。歌詞や曲はもちろん、斉藤和義という男もなかなかセクシーでいい男だなあ…

ツイッターとブログの両立

翻訳学校の手伝いのために、軽い気持ちでツイッターを始めたのだけれど、「読む」「書く」ともに、結構時間をとられて、ついついブログのほうがおろそかになっている。しかも、自分のやり方がまずいのかもしれないが、ツイッターは、一生懸命読んでるわりに…

「男前」な女のネイルアート

先日、高校時代のテニス部の後輩と数年ぶりで会った。一つ年下の彼女がわたしにとって「後輩」だったのは、現役時代の数年だけで、卒業後はずっと、形だけはわたしが「先輩」ではあったけれど、人間の格というか、懐の深さや思慮深さにおいてはどう考えても…

ドストエフスキー、フォークナー、レイモン・クノー

タイトルの3人の作家の名は、この一ヶ月ほどの間に自分の会社の人が雑談の中であげた名前。 まずドストエフスキーは、ひとまわり以上年下の営業マンが、「◯◯さん(わたしのこと)は外国文学が好きなんですよね〜」と話しかけてきて、最近読んだ外国文学でよ…

古典新訳文庫のSF

気づいたらもう7月。ブログの更新はさぼりがちだし読書もいまひとつ、何か不満があるわけでもないのだけれどぱっとしない日々が続いている。先日、ずっとブログを拝見している「教授のおすすめ!」というブログの書き手である尾崎俊介さんにお会いする機会…