2006-10-01から1ヶ月間の記事一覧

啓蒙とは何か

永遠平和のために/啓蒙とは何か 他3編 (光文社古典新訳文庫)作者: カント,中山元出版社/メーカー: 光文社発売日: 2006/09/07メディア: 文庫購入: 19人 クリック: 104回この商品を含むブログ (101件) を見る光文社「古典新訳文庫」全冊読破計画、挫折。 一応…

古典新訳文庫『猫とともに去りぬ』

古典新訳文庫で『カラマーゾフの兄弟』を読み始めたら、あまりにおもしろく、 これでは1巻を読み終えたらとても続刊を待ちきれず、 他の翻訳で読むことになってしまいそう……と判断。 これについては全巻完結したところで、一気に読むことにする。で、本邦初…

ちょっと恥ずかしい本2冊

ブログを書き始めたときに、映画やお芝居はともかく、 「本」については、お手軽エッセイやハウツー本でも、 「読了」した本についてはすべて記録する、と決めていた。 そう決めることで、後で恥ずかしくなるような、内容のない本を読んで 時間を無駄にする…

不実な美女か貞淑な醜女か

今年5月に亡くなった米原万里さんのエッセイ『不実な美女か貞淑な醜女か』は、 単行本で出たときにすぐに購入し、読んだ。 このたびわざわざ新潮文庫版を買ったのには、わけがある。不実な美女か貞淑な醜女(ブス)か (新潮文庫)作者: 米原万里出版社/メーカ…

古典新訳文庫『飛ぶ教室』

飛ぶ教室 (光文社古典新訳文庫)作者: ケストナー,丘沢静也出版社/メーカー: 光文社発売日: 2006/09/07メディア: 文庫 クリック: 15回この商品を含むブログ (83件) を見る読了。子どもの頃に読んだように思っていたが、未読だった。 ケストナーは、『エーミー…

島田雅彦氏講演

今日はある学会の講演で島田雅彦さんが来るというので、 連日の講演会・研究会でやや疲れてきてはいるが、とりあえず行ってみた。 先祖がえり、というテーマで、小説家としての自分の原型が、 多摩丘陵で縄文土器の破片をひろっていたことにあるのではないか…

古典と教養のル・ルネサンス

東京外国語大学オープンアカデミー開講記念イベントに行ってきた。 安西徹雄さんの講演、チェロ演奏、沼野充義さん司会のシンポジウム (パネリストは荒このみさん、亀山郁夫さん、野崎歓さん、村尾誠一さん) という豪華メンバー、しかも無料!というのにひ…

雑誌3冊

最近買った雑誌3冊。 いずれもすみからすみまで読んだわけではないので、読了!とは書けないのだけれど、 雑誌の場合はちょっとおまけして、まとめて感想を。 まずはユリイカの吉田健一特集。ユリイカ2006年10月号 特集=吉田健一 「常識」のダンディズム出…

古典新訳文庫『マダム・エドワルダ/目玉の話』

マダム・エドワルダ/目玉の話 (光文社古典新訳文庫)作者: バタイユ,中条省平出版社/メーカー: 光文社発売日: 2006/09/07メディア: 文庫購入: 7人 クリック: 58回この商品を含むブログ (108件) を見る本日電車の中で読了。 それにしても、車内読書にはきわめ…

嫌われ松子の一生

嫌われ松子の一生 (上) (幻冬舎文庫)作者: 山田宗樹出版社/メーカー: 幻冬舎発売日: 2004/08/01メディア: 文庫 クリック: 26回この商品を含むブログ (261件) を見る この小説はだいぶ前に読んだのだけれど、 先日、中島監督の映画のほうを観たので、 あわせ…

詩人と話す

先日、仕事を通じてある詩人とお話をする機会があった。 詩や絵本の翻訳なども手がけている方で、 とても気さくなお人柄だったので、つい話はあちらこちらへ脱線。 ことばに対するこだわりかたがやはり半端でなく、 にこにこしながら、びっくりするようなブ…

焼き菓子工房かわむら

我が家ではお世話になった方などにちょっとした御礼の品を贈りたいときの定番商品がある。 「もりこのクッキー」と呼ばれている品。 妹の中学時代の同級生で「もりこ」というニックネームだった女性が、 鎌倉の自宅でクッキーやタルトなどを丁寧に手作りし、…

古典新訳文庫『ちいさな王子』

野崎歓訳『ちいさな王子』読了。ちいさな王子 (光文社古典新訳文庫)作者: サン=テグジュペリ,野崎歓出版社/メーカー: 光文社発売日: 2006/09/07メディア: 文庫 クリック: 8回この商品を含むブログ (39件) を見る この物語はいろいろな翻訳で少なくとも3回は…