2011-01-01から1年間の記事一覧

『悪霊』読了!

年内ぎりぎりの駆け込みで、『悪霊』読了。 といっても、実際に読み終えたのは、12月28日の深夜。 28日は会社の最終日だというのに会議があり、会社全体が仕事おさめでざわつく中、3時間編集会議、 年内にやらなくてはいけない仕事を食事もとらずに必死にや…

吉祥寺で「愛」をさがす

気がつくとあっという間に一週間が過ぎている。 相変わらず毎日日付が変わってから帰宅の日々。 久しぶりにクミアイ活動も入ったりして、てんやわんやだ。 それでも昨日の土曜日は、久しぶりの1日休みをとった。 連日の残業の疲れが出て、午前中は家でぐだ…

会議、社員旅行、会議、誕生日、会議、出張、会議、公開講座、会議…

あああ、もうきりがないのだった。 前回ブログを書いてからの日々をまとめようとすると、 上のようなカンジになる。 この「会議」というのが、それなりに準備も大変で、内容も濃くて、だいたい1回3時間くらいなので、 終わったときにはほんとうにへとへと…

アランセーターのことなど

九州からの帰路に読んだ機内誌で、アイルランドのアランセーターの特集を組んでいた。 現地取材して写真満載、いわゆる観光ガイド的なものとは違ってじっくり読ませる内容になっており、 機内誌といってもあなどれないなあ、と感心しながら読んだ。 で、読み…

大阪、滋賀、佐賀、北九州。

前日どこに泊まったのか自分でもわからなくなるくらい、出張が続いている。 それぞれの土地にどっぷりとつかっている人たちと話をするという仕事なので、 地域ごとの個性というか、特徴のようなものを肌で感じることができて楽しい。 佐賀では、初めて会った…

小説の表記はさわってはいけない

以前から時々書いているけれど、 雑誌や教科書、アンソロジー、全集などで行っている表記の統一がとても気になる。 とくに教科書では、読者が児童生徒学生であるということもあり、漢字を段階的に学ぶ途上にあるということで、 「混乱を避けるために」漢字の…

ほうれい線と減量

昨夜はひさしぶりに実家に電話をした。 両親ともに元気で、「10月11月は老人の活動期」などとわけのわからぬことを言って、 父の友人夫婦3、4組であちこち旅行に出かけているらしい。 父は何度も大病をしているのだし、母はまあ元気いっぱいだけどそれ…

西荻窪、神保町、吉祥寺

今日は長野へ出張。後輩と新幹線に乗った。 仕事のことを夢中で喋っていたのだけれど、途中で後輩が「わー、紅葉!」と叫んだ。 今年初めての秋景色に二人でしばし見とれる。 「もう秋だね」「今年もあと2ヶ月…」と言い合ってから、 本作りのタイムリミット…

雲の上でブンガクについて考える

この数週間、本を読む時間があれば仕事用の本を読まざるを得ないという状況で、 自分のための読書ということがほとんどできなかった。 土日もフルで働き、日々残業を重ねても、目の前に積み上げた仕事は減るどころか増える一方だ。 そんな中でも、先週はブロ…

鳩間島ですべてを忘れる

ここ数日、出張や旅行などイベントが多く、仕事もかなり忙しくなってきた。 本もそこそこ読んでいるのだが、感想を書かずにいるうちに、何を読んだか忘れてしまった。 せめてタイトルだけでも書いておくようにしよう、マメに更新しよう、と、 毎度おなじみの…

読了本など

また10日もあいてしまった。まずは読了本2冊。ドラママチ (文春文庫)作者: 角田光代出版社/メーカー: 文藝春秋発売日: 2009/06/10メディア: 文庫購入: 3人 クリック: 15回この商品を含むブログ (33件) を見る猫鳴り (双葉文庫)作者: 沼田 まほかる,ヌマタ マホ…

70年代生まれの女たち

福岡の出張は無事終了。わたしが編集している本について興味を持っている方々と話をする、という機会なので、これがおもしろくないはずはない。もちろん、批判的な意見もあるし、懇親会などでは脱線もする。でも、実はいちばんおもしろいのは、批判的な意見…

不機嫌な若者たち

今週前半は九州出張。旅の友には複数の読書仲間がすすめていた津村記久子を選択。文庫本と単行本を1冊ずつ買って、ボストンバッグに入れて旅立った。 2冊とも九州で読了。君は永遠にそいつらより若い (ちくま文庫)作者: 津村記久子出版社/メーカー: 筑摩書…

詩を語る男たちはまぶしい

今日は編集会議。中心の議題は「詩」である。出席する先生は4名、これが、揃いも揃って私的にはものすごくいい男ばかり。(あくまで、私的に、である。)行きの電車の中で、昨日Yさんからプレゼントしてもらった英語のプリントを読む。というか、読もうと…

大洗サンビーチでトルストイを読む

先週、突然思い立って大洗へ一泊旅行。会社の事情で8月は休みだらけになっているわたしに比べ、休みベタで働きづめの同居人があまりに気の毒なので、直前でも予約可の海沿いの宿をさがしたのである。 期待どおり、放射能の心配なんてぜーんぜんないのに、大…

『下町ロケット』と父のキュウリ

鎌倉の実家への往復携帯本として、直木賞受賞作『下町ロケット』を選択。下町ロケット作者: 池井戸潤出版社/メーカー: 小学館発売日: 2010/11/24メディア: ハードカバー購入: 20人 クリック: 404回この商品を含むブログ (196件) を見るいかにも直木賞、楽天…

川上未映子と大野左紀子

二人の名前を並べてタイトルにしたのは、とくに理由はない。 単に、この二人の作品を読了した、というだけだ。 ただ、結果的にずいぶんと対照的な匂いのするものを続けて読んだことになった、とはいえる。 川上未映子「すべて真夜中の恋人たち」(群像9月号…

積読本が増えるばかり

先日は京王の古書市で、仕事度70%くらいの感じで本を選び、 5冊ほど購入。また、この週末に西荻の古本や・新刊書店を自転車で巡り、 さらに5冊ほど購入。 さらにこの週末、文芸誌が続々と届き、 「読むべき本」には事欠かない状況となった。 さて、まず…

「S先生のこと」のこと

ここ数日、一時的ではあるが、睡眠時間3時間程度の多忙な日が続いた。 終電まで仕事をし、持ち帰って仕事をし……というわけで、 読書はぴたりと止まってしまっている。 でも、最近は、毎日欠かさずチェックしている感動的なブログ連載があるため、 通勤列車…

たとへば君

先日テレビで河野裕子・永田和宏夫妻のドキュメンタリーを観た。 河野裕子さんの短歌には仕事上で触れる機会があり、 とくに「たとへば君」ではじまる短歌にしびれた経験があったので、 昨年、亡くなったというニュースを聞いたときは、とてもびっくりした。…

「ノルウェイの森」と「ちょんまげプリン」

昨日は湘南に行くか巣鴨に行くか迷った末、台風が接近中だから、ということで巣鴨を選択。 巣鴨といっても別にとげ抜き地蔵に行ったわけではなく、 染井霊園近くの日帰り温泉施設に行って、温泉とマッサージを満喫してきたのだ。 わたしは17年ほど前に、巣…

よくがんばりました。

勘を取り戻すまで、短くてもいいからとにかくブログを書くことにする。 今日は午後から編集会議。 紛糾が予想されるテーマがあったため、朝からお腹の調子が悪い。 テニスの選手だったころから、重要な試合の前になるとお腹が痛くなるという傾向があった。 …

一ヶ月ぶりの更新!

なんと一ヶ月もあいてしまった。 このままずるずると書かなくなっちゃうのはいやなので、 あまり気持ちに余裕ないんだけど、少しだけ書いておくことにする。 まず読了本。 もっとあったような気もするけど、とりあえずはっきり覚えてる2冊。新装版 大いなる…

ぼんやり「すばる」を読んでいた

予定していた出張が突然キャンセルになり、たまっている代休を消化。 さあ、本が読めるぞ、とはりきりそうなものなのだが、 天気のせいか、一月遅れの五月病か、どうも調子がでない。 休みなのだから仕事はしない!と意気込んでいるわりに、 つい、1時間と…

文芸誌を読み続ける

食後もずっと、文芸誌を読み続けた。 「新潮」の角田光代の連載が終わってしまった。 まあ、予想どおりの結末だけど、これまでの角田作品の中ではベストなんじゃないか。 私小説、とは言えないかもしれないけど、(でも、先日の小谷野先生のブログでは、青山…

読了本など

先週は九州から京都へと出張のハシゴだったというのに、 明日、重要な編集会議があるうえに予算案だの何だのと提出物に追われて今週は1日も休めず、 今日、2週間ぶりの休日となった。 日中は法事で護国寺へ。 旭川に住む兄も帰省しており、いとこ達も勢揃…

宮崎で『イングランド紀行』を読了

恒例・初夏の出張シーズン到来。 今年も昨年同様、九州1週間と中部地区1週間の出張が入った。 偶然、同居人もこの土日に九州へ出張となったので、わたしも1日早く、土曜の朝に東京を発った。 同居人は北九州、わたしは宮崎。 仕事は月曜日からなので、こ…

この一週間

GWの最終日は、新宿で映画「英国王のスピーチ」を観た。 評判どおり、なかなかいい映画だった。 ストーリーは最初から想像がつくし、どうということはないんだけど、 イギリスの歴史や風物を楽しむこともできるし、 役者がみんなうまくて、映画らしい映画…

人生はうしろ向き!

「イギリス祭り」の一環で、南條先生の新書『人生はうしろ向きに』を読む。一気に読了。人生はうしろ向きに (集英社新書)作者: 南條竹則出版社/メーカー: 集英社発売日: 2011/04/15メディア: 新書購入: 1人 クリック: 13回この商品を含むブログ (6件) を見る…

イギリス祭りはつづく

連休前最後の出勤日、気の重い打ち合わせがあり、少し気の晴れる訪問者があり、 アップダウンの激しい1日だったのだけれど、 先の訪問者をお見送りしてすぐ、連休中の仕事の道具を鞄に詰め込み、ABC六本木に向かって走った。 15分ほど遅刻して会場へ到…