2023-11-01から1ヶ月間の記事一覧
少し日があいてしまったけれど、印刷会社のことを書く。先日書いたように、わたしたちの前職はたまたまグループ会社の印刷会社があったので、ほかの印刷会社のことをあまり知らない。皆さんが必ずとる、と言っている「あいみつ」というやつも、ほとんどとっ…
次回は印刷会社の話題を、と書いたけれども、今日はとっても大事なことがあったので、予定変更してそのことを書く。大事なことというのは…………見本出来〜!!今日の午前中に仕事場に見本が届くということだったので、朝から仕事場に行き、少し片付けて見本を…
本の造本と装釘は、内容と同じくらい重要だ。実は編集の仕事をはじめる前は、本は中身がちゃんと読めれば表紙とかまあどうでもいいのでは?と思っていた。わたし美術は苦手だし、センスないし、みたいな感じ。でも実は、どうでもよくない。というか、どうで…
次に挑むのは、版権交渉、つまり原著の翻訳権取得である。通常の翻訳出版の場合、版権を取得してから翻訳者をさがし、翻訳を依頼して訳出がスタートするのだけれど、『オリンピア』の場合はちょっと事情が違っていた。なにしろ越前さんが原著と出会ったのは2…
翻訳家の越前敏弥さんからメールの返事が来たのは、わたしがおそるおそるメールを送ってからわずか1時間後のことだった。越前さんと『オリンピア』とわたしの出会いの物語は、12月、1月に企画されているイベントのためにとっておくことにして、ここでは編集…
2021年の夏、会社の早期退職制度が発表になり、私はあまり迷うことなく応募を決めた。退職日直前まで普通に仕事をして、コロナ禍だったこともありお別れ会などもなく、淡々と20年近くつとめた会社を去った。その時点では、フリーで編集の仕事ができたらいい…
岡田林太郎『憶えている 40代でがんになったひとり出版社の1908日』(コトニ社)を読んだ。岡田さんはこの本(とたくさんの編集本)を遺して、今年7月に亡くなった。わたしは最愛の妹を30代でがんで亡くしている。岡田さんがひとり出版社を立ち上げた3年後、…