2008-11-01から1ヶ月間の記事一覧

ブックファースト新宿店に行ってみた

午後5時、「今週末は、土曜日出勤、日曜日法事と、いまひとつぱっとしないなあ」と思いながら、 中央線に揺られていた。 四谷あたりで同居人が、「古本市やってたから新宿で降りようか」と言った。 かなりくたびれていたのでどうしようかと思ったけれど、 …

『本格小説』読了

だいぶ更新が滞ってしまった。 先週のはじめごろに、「おもしろかったあ!」の声とともに、水村美苗『本格小説』読了。 ただ、下敷きにしているというブロンテの『嵐が丘』を読んだときもそうだったのだけれど、 ヒースクリフにあたる強烈なヒーロー、東太郎…

ご褒美はなし/「Real Design」という雑誌を買ってみた

昨日から「家中お掃除宣言」をして、 掃除というよりは「いらないモノを捨てる」作業に熱中している。 で、台所からスタートして、居間、洗面所と、順調に進んできたのだけれど、 予想通り、和室で衣類と寝具の処分に入ったら、手が止まってしまった。 ここ…

昭和の女の休日

水村美苗『本格小説』を読み始めた。ものすごくおもしろい。 その名のとおり、「小説らしい小説」だ。 ただ、この小説も、先日書いた同じ著者の日本語本と同様、 いわゆる読書人の間でも、評価がだいぶ分かれているらしい。 おそろしく個人的・感覚的な分け…

日本語が亡びるとき

日本語が亡びるとき―英語の世紀の中で作者: 水村美苗出版社/メーカー: 筑摩書房発売日: 2008/11/05メディア: 単行本購入: 169人 クリック: 12,657回この商品を含むブログ (459件) を見る読了。 すごい本だった。途中、何箇所か、読みながらふるえた。 わたし…

作家の文章・職人の文章

今週、作家の人たちと話をするという機会に恵まれた。 編集者なら当たり前じゃない、と思われるかもしれないが、そんなことはない。 大手出版社の文芸担当にでもならない限り、作家さんと接する機会など、皆無に等しいのだ。 わたしはこのたび、ものすごい幸…

何を言われても穏やかに

していられる人が、わたしはうらやましい。 先日、上司と大衝突して、部分的に反省もして、 「おかしい」と思ったときに、「おかしい」「ちがう」と大声をあげるのではなく、 もっと効果的に、戦略的に、抗議なり反駁なりをしなくてはいけない、と考えた。 …

2・5冊読了

先週末からきわめて私的な用事でしばらく自宅を離れており、 今日、久しぶりに帰宅。 この間の読了本などについていろいろ書きたいのだけれど、 たまったメールの返事も書きたいし、 ゆっくりお風呂にも入りたいし、というわけで、 取り急ぎ、読了本のメモの…