ご褒美はなし/「Real Design」という雑誌を買ってみた

昨日から「家中お掃除宣言」をして、
掃除というよりは「いらないモノを捨てる」作業に熱中している。
で、台所からスタートして、居間、洗面所と、順調に進んできたのだけれど、
予想通り、和室で衣類と寝具の処分に入ったら、手が止まってしまった。
ここまで辰巳さんのお言葉どおりに、「使うか、使わないか」を基準にかなり大胆に処分をしてきたのだけれど、
ここへきて、「使ってるけどボロい」ものの山を前に、
途方に暮れてしまったのだ。
タオルやシーツのように(ふきんや部屋着も)、家の中でしか使わないものについては、
どうしてもいい加減になってしまう。
自分と家族が気持ちよく暮らすためには、
こういうモノたちこそ、いつも清潔で、お気に入りのものをそろえておくべきなのに。
でも、今、我が家で「使ってるけどボロい」ものを、「えいっ」と勢いで処分してしまうと、
明日から使うものがなくなってしまう。
ふうむ、これは新しくお気に入りのものを購入してから処分するしかなさそうだ……
などと考えているうちに、夕方になってしまった。
というわけで、だいぶ積み残しをしたまま、週末おそうじ大会はとりあえず終了。
残念ながら、ご褒美はなし、とあいなった。くすん。
近所のスーパーで夕飯の買い物。
コンビニで雑誌を二冊購入。
「Hanako」の新宿特集と、
「Real Design」という雑誌。

Real Design (リアル・デザイン) 2009年 01月号 [雑誌]

Real Design (リアル・デザイン) 2009年 01月号 [雑誌]

もちろん、特集にひかれて買った。
以前はブックデザインというものにあまり関心がなく、
周囲の本好きが、「○○の装丁はやっぱりいい」とか、
「さすが○○印刷の文字は美しい」とか言っているのを、
ほええ、そういうものなんだあ、などと思いながら聞いていた。
現在の仕事に就いてから、必要に迫られていろいろ勉強・研究しているうちに、
うーん、これはなかなかおもしろく、奥の深い世界だぞ、と思うようになった。
デザイナーさんや画家さんと接するときには、相変わらず苦手意識というか、
気後れのようなものがあるのだけれど、
それでもまあ、なんとか呆れられない程度には、
知識とセンスを身につけなくては。


追記:「Real Design」という雑誌をぱらぱらと見てみた。
全体的な雰囲気は昔の(今も? 最近見てないからよく知らない)「Esquire日本版」とか「GQ日本版」みたいな感じ。
特集は、なかなか力が入っていて充実。
ブックデザインの特集だろうと思って買ったんだけど、
そんなに単純なものじゃない。というか、カタログ的な優良ブックデザイン案内、みたいなものを想像していたら大間違い。
かなり、「おれおれ」的な(いやらしい、と言えなくもない)主張のある、しかし、素人あるいは勉強中の立場からすると、
とても刺激的かつ眺めているだけで楽しい、平たく言うと880円出して買って良かった!感のある、雑誌だった。
特集以外の記事や広告のページも、さすがデザイン系の雑誌だけあってしゃれている。
これから時々買ってみようかな。目の保養に。