2010-01-01から1年間の記事一覧

2010年わたしのベスト5

最初、ベスト3にしようと思ったけれど、 海外文学の傑作が4作もあって、どれを落とすこともできないと思ったので、 それに日本文学をひとつ加えて、2010年のベスト5、としよう。 いつものように、順不同。ある婦人の肖像 (上) (岩波文庫)作者: ヘンリ…

2冊読了

花巻温泉へ、行きの携帯本はよしもとばなな『どんぐり姉妹』。どんぐり姉妹作者: よしもとばなな出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2010/11メディア: 単行本購入: 1人 クリック: 14回この商品を含むブログ (30件) を見る前半がとくによかった。 紀伊國屋書評空…

『永遠の0』読了

前回のブログに書いた「気楽に読めそうな本」、予想どおり(結構分厚かったけど)すらすらと読めて、 昨夜のうちに読了。おもしろかった。永遠の0 (講談社文庫)作者: 百田尚樹出版社/メーカー: 講談社発売日: 2009/07/15メディア: 文庫購入: 39人 クリック: …

仕事一色ときどきアメトーーク

情けないタイトルのエントリーがトップページのまま、20日以上経過してしまった。 その後ずっとメソメソしていると思われるかもしれないが、そんなことはない。 ただ、仕事が猛烈に忙しくて、その日のうちに帰宅できる日が平日は1日もなく、 たま〜の休日…

久しぶりに会社で泣く

今日も帰宅は0時をまわった。 10時近くまで漢文の会議。こんなに丁寧に漢文を読んだのは、高校時代以来かもしれない。 しかも、日本でトップクラスの学者さんのゼミに参加しているようなものだから、 これがおもしろくないはずはなく、 それまで鬱々して…

午前様の季節到来

2週間もあいてしまった。 ここのところ仕事が猛烈に忙しく、なかなか読書の時間がとれない。 鞄の中の大岡昇平は、真ん中くらいのところに栞がはいったまま、開かれることなく2週間が過ぎた。 今日は11時近くまで残業して、後輩とデニーズで夕ご飯。 つい…

「鎌倉夫人」にまつわる思い出

先週は連夜の残業で、土曜日は大阪出張、今日日曜日は編集会議と、 忙しい日々を過ごした。 これから来年の春まで、こんな感じの生活が続くのだろう。 それでも気分的に明るいのは、わりとマイペースで仕事ができているからかな。 それと、金曜早朝のテニス…

老眼鏡をつくった

ここのところ、夜、蛍光灯のもとで本を読むのがつらくなった。 昼間でも、テレビの番組表などの小さい文字がよく見えない。 何より困るのは、仕事で校正をしていても、「パンプキン」が「バンブキン」となっていても、 見逃してしまう、ということだ。 これ…

吉祥寺ジュンク堂で本を買う

念願かなって、「吉祥寺ジュンク堂でゆっくり過ごす」を実現。 前回じっくり見られなかった、文庫・新書のコーナーと日本の文芸評論のコーナーで、 かなり長い時間を過ごした。 レジは相変わらずの大混雑で、「こんなに本を買う人がいるの?」という気持ちに…

心変わりと嫉妬について

ビュトール『心変わり』読了!心変わり (岩波文庫)作者: ミシェル・ビュトール,清水徹出版社/メーカー: 岩波書店発売日: 2005/11/16メディア: 文庫購入: 3人 クリック: 35回この商品を含むブログ (39件) を見るめちゃくちゃおもしろかった。ここ数ヶ月のベス…

文学論争、伝統芸能、ヤクザ映画、シンドラー

ここのところ仕事面では心労が多く、 読書も思うようにはかどらなかった。 そんな中、自宅リビングのテーブルの上にあったこの本をぱらぱらと読み、 「あ、これはわたしが読まなくちゃいけない本だ」と思って読み始め、読了。現代文学論争 (筑摩選書)作者: …

新潮文庫の新刊2冊

週末に、新潮文庫の新刊を2冊読了。 どちらも、単行本時に買おうかな〜読もうかな〜と思いながら、 なんとなく重いような、濃すぎるような気がして、購入を思いとどまっていた本。 文庫なら……と思って購入し、2冊続けて一気に読了。 予想どおり、どちらも…

ジュンク堂吉祥寺店に行ってきた

今日は午前中に美容院に行き、午後、明日の法事の手土産を買いに吉祥寺へ。 昨日オープンの吉祥寺コピス内ジュンク堂吉祥寺店に行ってきた。今日の吉祥寺はものすごい人出。 コピスも大混雑で、とくにジュンク堂と同じ階にあるキャラパークとやらは、 入場制…

川上未映子おそるべし

昨日、川上未映子のエッセイを再読した。 川上未映子といえば、以前このブログで『ヘブン』がいまいちだった、と書いた記憶があるけれども、 同居人が見つけてきたHP上で公開している詩、 「私はゴッホにゆうたりたい」は、絶品だ。 これ。↓ http://www.mi…

1人称の表記

翻訳の仕事をしていた頃、月に2〜3本、多いときは5本以上、「リーディング」という仕事を引き受けていた。 翻訳出版される前の原書やときにはプルーフと呼ばれるタイプ原稿を読み、 A4用紙で10枚程度のあらすじと評価をまとめる仕事だ。 小説の翻訳は…

それからはスープのことばかり。

それからはスープのことばかり考えて暮らした (中公文庫)作者: 吉田篤弘出版社/メーカー: 中央公論新社発売日: 2009/09/01メディア: 文庫購入: 12人 クリック: 96回この商品を含むブログ (76件) を見る読了。 敬愛する児童文学作家、あまんきみこさんの童話…

文庫本2冊&DVD1本

本屋さんに行くと、つい仕事がらみの本をさがしてしまう。 もうここまで来ると、そう簡単にいい「出会い」があるはずもなく、 むなしく1時間、2時間とときが過ぎてゆく。 やがて見切りをつけて、「自分用」の本をさがす。 反動のように、長編小説や翻訳も…

エンタテインメント読書三昧

先週は、ふと思い立って売れ筋文庫本を3作5冊を一気読み。悪人(上) (朝日文庫)作者: 吉田修一出版社/メーカー: 朝日新聞出版発売日: 2009/11/06メディア: 文庫購入: 15人 クリック: 181回この商品を含むブログ (203件) を見る悪人(下) (朝日文庫)作者: 吉…

箱根日帰り温泉で漱石を読む

今日の目的地である箱根日帰り温泉は、タオルのレンタルが有料なので、 タオル、バスタオル、着替えなど、かなりの大荷物で出かけることになった。 となると、「ブリキの太鼓」は重い。 出かける直前に同居人の書棚をあさり、埃をかぶった新潮文庫の漱石を引…

読書不調

暑さのせいか、忙しさのせいか、近年まれにみるほど読書が進まない。 これは「ブリキの太鼓」の呪いだろうか、と思い、 軽い文庫本でも……と思うのだけれど、本屋さんに行くと仕事用の本が気になり、 つい、短篇集や新書をさがしてしまう。 で、自宅に帰って…

打たれ弱すぎ

読書は『ブリキの太鼓』に挑戦中のため、なかなか読了レポートが書けない。 お盆休みが終わって、今週から仕事再開。いきなりばりばりと忙しい日常へと突入。 ここでも時々書いているように、昨年夏に配置換えがあってから、 仕事面では全体的にとても快調で…

お盆休み

昨日はテニスのあと半日だけの里帰り。 鎌倉(大船からバス)の実家へは、湘南新宿ラインができて少し距離が縮まった感じ。 そのわりには、ほとんど帰っていない親不孝むすめだ。 旭川に転勤になった兄も帰ってきていて、久しぶりの一家団欒。 我が家で人気…

「なぜ」の質問とともに読んだり聞いたりすること

今日は3週間ぶりの早朝テニス。 沖縄での暴飲暴食もたたり、体が重いのなんのって。 ちょっと走っただけで息はあがるし、何度も転びそうになってコーチに笑われた。 今日のレッスンのポイントは、ラケットをひきつけて構え→素早くターン→一拍おいて、ボレー…

半日図書館にこもる

今週は会社が全館閉館で出社禁止。 でも、わーい!って手放しで休んでしまうと、あとでツライ思いをすることになるので、 今日明日は自宅&図書館で仕事。 午前中は自宅で調査・分析、午後から資料探しで烏山の図書館へ。 午後いっぱい図書館にいて、5時間…

久米島で文学談義を読む

またずいぶん間があいてしまった。 恒例の沖縄旅行、今年は久米島に2泊、那覇に1泊。 これ!という文庫本がなくて、スーツケースに4冊の単行本を入れての移動となった。 現地では予想以上に天気がよく、1日フルに遊び回るために夜もバタンキュー(←古い…

リコン小説読了

昨夜遅くまで仕事をし、タクシーで帰宅してからカップ焼きそばを食べ、 日曜日の朝までに作っておくようにと上司から言われていた資料を3時までかかって作成した。 なかなか大変だけれど、今やっている仕事は、仕事の内容といい、一緒に仕事している仲間と…

雑誌くらいしか読んでない

出張やクミアイ活動に加え、2度も藤沢・江ノ島方面に遊びに行ってしまったこともあり、 この2週間、仕事で必要な書籍以外は、雑誌くらいしか読んでいない。 定期購読の文芸誌3冊は、ひととおり目を通すだけでも大変なので、 通勤携帯本として、少しずつ読…

ジャンプスマッシュ&ブックダイバー&ムラカミハルキ

金曜早朝のテニススクールでは、スマッシュ練習をやった。 前にも書いたように、ストロークもボレーも情けなくなるほど下手なのだけれど、 スマッシュだけは軟式と変わらないからか、自分で言うのもなんだけどものすごくうまい。 コーチもびっくりしていて、…

女には七人の敵がいる?

先週、祖母の四十九日で護国寺へ行った。 旭川に引っ越した兄はさすがに上京できなかったが、それ以外のいとこたちが全員集合し、 久しぶりにおしゃべりを楽しんだ。 女性最年長の従姉は、公認会計士の資格を持った弁護士。 彼女にそっくりな二人の女の子の…

『百年の孤独』読了ほか

このままブログをやめてしまうのか? というくらい長いこと更新をさぼってしまった。 こんな個人的なブログでも、しばらく書かないと書き方を忘れるというか、 書くことへのハードルがどんどんあがってしまって、 書き始めるのがなかなかしんどくなる。 まし…