2009-01-01から1年間の記事一覧

2009年読了本ベスト3

今年の年末年始はめずらしくカレンダーどおり休める、ということで、 年内に温泉旅行、年明けは里帰り、と予定をいれて、 大晦日から元旦は、自宅でのんびり過ごすことにした。 不調だった炊飯器を買い換え、実家に持って帰る用のおせちを少しだけ作って、 …

「僕」は恋愛用語?

小谷野先生の新刊、昨夜おそくに読み始め、一気に読了。中島敦殺人事件作者: 小谷野敦出版社/メーカー: 論創社発売日: 2009/12/01メディア: 単行本購入: 1人 クリック: 22回この商品を含むブログ (10件) を見る「宮沢賢治殺人事件」も読んだし、わたしの仕事…

川上未映子『ヘヴン』読了

ヘヴン作者: 川上未映子出版社/メーカー: 講談社発売日: 2009/09/02メディア: 単行本購入: 12人 クリック: 271回この商品を含むブログ (237件) を見る昨夜はせっかくシーツから布団カバ−、枕カバーまで一新して、いい気持ちだったはずなのに、 昼寝のしすぎ…

『デイヴィッド・コパフィールド』読了

ディケンズ『デイヴィッド・コパフィールド』(石塚裕子訳・岩波文庫)を、予定どおり、この週末で読了。デイヴィッド・コパフィールド〈5〉 (岩波文庫)作者: ディケンズ,Dickens,石塚裕子出版社/メーカー: 岩波書店発売日: 2003/03/14メディア: 文庫購入: 1…

オザケンを聴きながら

実を言うとわたしは小沢健二のファンだ。 タレントや歌手、俳優などのファンになることは、めったにないのだけれど、 オザケンは特別。 時々、思い出したようにipodでオザケンを聴く。そのたびに、泣きそうになる。 ほんとうに泣いてしまうこともある。 不思…

ディケンズの合間に

相変わらず『デイヴィッド・コパフィールド』を読んでいる。 現在4巻。もう少し。おもしろく読みやすいのだけれど、なんだかやたらと時間がかかっている。 風邪のせいか。いや、読書体力が落ちているような気がする。無念じゃ。 ディケンズの合間に、「読ま…

代休のすごしかた

会社の休暇システムがかわって、休日出勤した分の代休を、ものすごく一生懸命とらなくてはいけなくなった。 仕事の性格上、毎週のように土日に会議が入るので、かなり必死にならないと、会社の規定どおりに代休が消化できない。 仕事は山積みなのに無理やり…

読書+芝居+映画

担当している単行本がついに発売になるとあって、 画家さんや協力していただいた出版社さんなど、あちこちに挨拶に出かけ、あわただしい毎日。 そんな中、相変わらず咳が止まらず、ついに昨日、近所の病院に行ってみた。 「肺炎の疑いあり、休養するように」…

少年になり、本を買うのだ

めずらしく風邪をひいた。熱はないのだけれど、咳が止まらない。 会社の近所の薬局に行き、おじさんに叱られながら咳止めを買う。 咳止めを飲むと、ぴたりと咳が止まった。偉大だ。 担当していた5冊セットの単行本の見本が届いた。 おおっ、と装丁やら挿絵…

キンドルを使ってみた

先週の土曜日、アマゾンの電子書籍リーダー、「キンドル」が届いた。 いやあ、おもしろい。 この「おもしろい」っていうのが曲者で、「便利だ」「役に立つ」というのとはちょっと違う。 ただ、ものすごくおもしろい新型のおもちゃ、って感じで、 土曜日の夜…

ほぼ日手帳とキンドル

今日、帰宅してから自宅PCのメールを開けたら、 注文していた「ほぼ日手帳」と「キンドル」が、ともに「本日出荷しました〜!」というお知らせが。 ほぼ日手帳は3年前から使い始めて、すっかり虜。毎年この季節になると、 カバーもすべて刷新して、新しい…

めずらしく、おカネの話題

仕事上で相談したいことがあり、ひさしぶりに翻訳家の友人と電話で話をした。 相談の内容というのが、おカネ(印税)に関係することだったので、 これまでにお互いにやってきた翻訳の仕事の印税率や支払い方式、支払い時期などについてあれこれと話し、盛り…

祝・金婚式

今日はわたしの両親の結婚50周年、金婚式のお祝いの会があった。 父が現役時代から特別に気に入っていた銀座のお店で、 めったに食べられないような美味しいお料理をいただいた。 母はこの金婚式で(なんと全部で3回もお祝いの会を開いたのだが)、 着物…

フィクションとノンフィクション

今週末、ゆったりした日程で、箱根の温泉に行ってきた。 かばんにはフィクション1冊とノンフィクション2冊。 まずは先週半ばから読み始めたノンフィクションを読了。反日、暴動、バブル 新聞・テレビが報じない中国 (光文社新書)作者: 麻生晴一郎出版社/メ…

こどもたちは知っている?

行ってきました、野崎歓さんのトークショー。 今回は野崎さんの新刊「こどもたちは知っている」についてのお話がほとんどで、 少しだけ、現在のフランス事情などについての話題も。こどもたちは知っている―永遠の少年少女のための文学案内作者: 野崎歓出版社…

Get the voice right.

単行本の大きな仕事が終わり、久しぶりに翻訳関係の講演会へ。 あちこちでひっぱりだこの人気翻訳家、柴田元幸さんの講演で、タイトルは「小説の翻訳」。 柴田さんの話は、これまでにも何度も聞いているのだけれど、 そのたびに、うーん、うまいなあ、と思う…

この一ヶ月。

ものすごく密度の濃い一ヶ月だった。 同居人からは、「片付けられない女になってるね」と言われた。 たしかに、北側の自分の部屋は、足の踏み場もないような状態になっている。 週に1回注文している「大地の会」の食材は、手をつけられないままにゴミ箱行き…

なにげないが完璧な1日

久しぶりの予定のない休日。 遠出するのはちょっと……という気分になって、 結局、高井戸まで自転車で出かけた。 高井戸駅前の回転ずしがめあて。 好きなネタを気ままに頼み、おなかいっぱい食べたのに、会計は、驚くなかれ、一人あたり1020円。 この安さ…

疲れすぎて眠れない

今日は午前中から出社。夕方から会議。 予約していた広い会議室が使えないことが午後になってから発覚し、 あわてて8名くらいしか入れない狭い会議室に、なんとか15名をつめこむ作戦を考える。 かなりきつきつだったけれど、なんとか2時間半の会議を消化…

生涯初のひとり酒(?)

今日は猛烈に忙しかった。 朝から5冊セット単行本の日程調整でかけまわり、クミアイの問い合わせを受け、 1200ページのゲラを3部コピーをとり、4種類の手紙を書き、 メールチェック、契約書確認、定価計算、合間にまたクミアイ、 連休の会議の相談の…

読みたい本が多すぎて

本好きの人のブログを読むのが好きで、あちこちのぞいている。 先日、その中のひとつで、川上弘美の『此処彼処』の感想を読んだのだけれど、 引用がすごくよくて、ああ、すぐにでも本屋に行って、この本買ってこなくちゃ、と思った。 上司が職場の電話で……っ…

ものを書く人になれると言われた

今日は午前中に、単行本の著者である児童文学作家に電話した。 このブログで「プレミアムフローズントロピカル」のエピソードをご紹介した、彼女である。 あの後、体調をくずされたとうかがい、お願いしているお仕事の締め切りを遅らせたりしたのだけれど、 …

本を読んだり仕事をしたり

今週は淡々と会社と家を往復する日々。 5冊セットの単行本の校了がせまっているため、仕事はそこそこ忙しい。 けれど、この単行本は、著者をはじめとしてかかわっているメンバーがすばらしいので、 まったくといっていいほど精神的なストレスはない。 挿絵…

山田詠美と別宮先生

山田詠美『学問』読了。学問作者: 山田詠美出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2009/06/30メディア: 単行本購入: 3人 クリック: 73回この商品を含むブログ (71件) を見るたいへんよかった。 以前は、山田詠美というのは、どちらかというと苦手な作家だった。 以…

芥川賞受賞作など読んでみた

書店に山と積んである単行本『終の住処』。 何度か手にとったのだけれど、ぱらりとした本文組を見てなんだかモッタイナイ気がして、結局買わずにいた。 でも、「文藝春秋」だったら790円だし、この作品がもしつまらなくても、他の記事も読めるし……という…

期日前投票に行った

今度の週末は東京にいないので、同居人といっしょに「期日前投票」というのに行ってみた。 今日の千歳烏山の町はものすごい人出。 もともと人の多い、活気のある商店街なのだけれど、今日は期日前投票の会場である出張所の近くには、 老若男女、びっくりする…

へとへとだけど

今日は夜6時から会議。懇親会、2次会まで参加して、先ほどタクシーにて帰宅。へとへと。 出席者20名ほどの会議の司会をつとめたのだけれど、 うーん、いろいろな意味で、大変だった。 わたし自身が会議の司会じたい、久しぶりということもあるし、 会議…

プレミアムフローズントロピカルのことなど

ここのところイベント続きで、ブログに書きたいことはたくさんあるのだけれど、 逆にたくさんありすぎて、なんとなく書いてみようという気にならない。 勝手なものだ。 取り急ぎ、この1週間ほどのことを、メモ的に書いておく。 8月14日〜16日、東京言…

亀山訳『罪と罰』読了

罪と罰〈1〉 (光文社古典新訳文庫)作者: フョードル・ミハイロヴィチドストエフスキー,亀山郁夫出版社/メーカー: 光文社発売日: 2008/10/09メディア: 文庫購入: 11人 クリック: 64回この商品を含むブログ (109件) を見る罪と罰〈2〉 (光文社古典新訳文庫)作…

大阪・京都で亀山訳『罪と罰』を読む

今週はお盆休み。 その前の一週間は、新プロジェクトのメンバー決定のため、毎日のように外出。 来月校了の単行本の著者校準備も重なり、ひさしぶりに残業続きの忙しい日々を過ごした。 でも、このような忙しさなら大歓迎なのだ。 どちらも、少なくとも今の…