重版とかブックフェアとか

今日で1月も終わり。仕事が始まったらなんだかんだ忙しくて、また更新が滞っていた。 でも、ブログ再開したおかげで、久しぶりにブログ仲間と連絡をとりあい、いっしょに「文芸漫談」行って、どっかんどっかん笑って過ごすことができた。まあこんな感じで気…

『狂うひと』と『S先生のこと』

金曜日の会議は、若い優れた外国文学者が集まり、充実したスリリングな議論になった。会議のための準備はかなり負担がかかるもので、現段階では無報酬。にもかかわらず、全員がきっちりと準備をしてきたうえで、率直な意見交換がなされる。研究者としての自…

仕事はじめ

今日から会社。社長の新年挨拶は、各編集部門への気配りなのか、全部門に言及していたのだけれど、私が所属する単行本セクションについては、あまり力が入ってないのが明白で、でも「ヒットは期待しています」と付け足しのように言っていた。家に帰って同居…

松之山温泉で『狂うひと』を読む

ここのところ年末年始に岩手や福島など、雪深いところの温泉に行くことにしている。今年は新潟に行ってみよう、ということになり、海沿いの温泉に一泊、松之山温泉に一泊して、温泉三昧してきた。 私にとって温泉三昧とはつまり、読書三昧ということ。どの本…

あけましておめでとうございます

ついに昨年は、1回しかブログを書かなかった。 ほとんどクローズ同然なんだけど、なんとなく完全にやめてしまう気になれない。 なんだかんだ言いながら、2006年から10年も続けてきたのだし、ツイッターばかりだと長い文章を書くのが億劫になってしまう。ま…

今年最初の書き込み。

3月の半ばに今年最初の書き込みをしているのだから、もうこのブログはほとんど閉鎖したも同然、ということなのだろう。2年前に異動してから、以前のようにこの時期死ぬほど忙しいということもなくなった。とくに、仕事の性格上、休日出勤が激減したため、…

小鷹信光『翻訳という仕事』

小鷹さんが亡くなったので、ふと思い立って、若い頃バイブルのように繰り返し読んだ小鷹さんの『翻訳という仕事』を引っ張り出してみた。ジャパンタイムズから出たこの本は、初版が1991年。わたしが買ったのは、1992年10月20日刊行の第3刷だった。翻訳とい…

ちはやふる

我が家は二人ともほとんど漫画を読まないのだが、このたび「ちはやふる」という大ヒット漫画が映画化され、主題歌はPerfume 、とのことで、遅ればせながら漫画好きの後輩に頼んで入手し、読み始めた。数年前に仕事でお世話になっている高校の先生から、この…

今年はほとんど休止状態

ここ数年、どんどん休眠状態に向かっていたこのブログ。今年は今日までに全部でわずか9回しか書いてないということがわかった。読書も全然はかどらなくて、読了本がほとんどない。読みたい本、読むべき本はいっぱいあるのに、どんどん積ん読状態になってい…

年をとっていくのだ

橋口幸子『いちべついらい 田村和子さんのこと」読了。いちべついらい 田村和子さんのこと作者: 橋口幸子,武田花出版社/メーカー: 夏葉社発売日: 2015/05/25メディア: 単行本この商品を含むブログ (8件) を見る年をとっていくこと、孤独、記憶、いろいろ考え…

マッドマックス観たー!

今日は午前中から渋谷に繰り出し、まずは東急7階のジュンク堂へ。1時間半ほどうろうろし、自分が担当した書籍が売り場のいい位置に鎮座しているのをチェックし「ありがたやー」と拝み、単行本を1冊だけ買ってパスタを食べ、予約していた映画館へ。30分…

久しぶりに書いてみる

1年ちょっと前に部署が異動になって、だいぶ時間に余裕が出てきたはずなのに、なぜかブログの更新がはかばかしくない。やはり、ツイッターの影響が大きいとは思うけど、このままだとほんとにまとまった文章が書けなくなるような気がするので、週末とかはな…

読了本をとりあえず。その2

まったくブログが更新できていないけど、読了本を忘れてしまいそうなので、とりあえず列記、その2。今月は仕事で読まなくちゃいけない本があったりして、いまひとつ自分読書が進まず、読了本が少ない。あらためて見ると、最近日本の小説をあまり読んでない…

読了本をとりあえず。

それほど忙しいわけでもないのに、やはりツイッターをはじめてから、ブログのほうはすっかりおそろかになっている。自分のために書いているブログだから、それはそれで別にいいのだけれど、ツイッターだと読了本リストの代わりにはならないのでちょっと不便…

ロンドンひとり旅その後

初日ははりきって記録をしたものの、2日目以降、毎日、へとへとでホテルにたどり着き、お風呂に入って、爆睡、という生活を繰り返していたため、結局ブログは更新できず。なんと、いまはもう日本。あとで印象に残ったことなどを書くかもしれないけど、とり…

ロンドンひとり旅初日

完全にお休み状態になっているブログだけど、昨日から1週間、ロンドンに旅行に来ているので、その間にあったことを気が向いたら書き留めることにする。ブログをはじめた頃の「初心」に戻って、あくまで自分のための覚書として、あまり推敲などせずに書いて…

眠れないので

先ほどとても大切な友人の訃報がツイッターで流れてきて、とても信じられなくて連絡のありそうな人に確認したら、やはり本当だとのこと。闘病していたのは知っていたけれど、私と同い年だし、1年前にはイベントにも出て、「見に来てね」と元気なメールをも…

自己啓発本ベストセラー

昨日は実家に顔を出し、今日は自転車で近所に初詣(というか、お参りしてないので正確には屋台の焼きそばとたこ焼きを食べに)行った以外は、ほとんど家にいてダラダラと過ごすお正月。読書もがっつりした小説を読み始めるパワーがなくて、年末に通勤読書用…

2014年読了ベスト本

大晦日の今日は、朝から近所のスーパーに買い物に行き、午前中はお掃除、午後はおせち作りと大忙し。でも、我が家は料理に関しては完全に2馬力なので、お重3つ分のお料理がわりと短時間でできあがった。あとは下ごしらえしたブリを焼くだけ。夕食は妹の旦…

フランス小説とか同窓会とか

昨日から新潟の咲花温泉に行ってきた。電車の中と宿で、延々と本を読み続け、2冊読了。たまたま、2冊ともフランス小説だった。1冊は古典新訳文庫のSF冒険小説『地底旅行』、もう1冊は海外ミステリの話題作『その女アレックス』。地底旅行 (光文社古典新…

また一ヶ月以上あいてしまった

仕事はそれほど忙しいわけでもないんだけど、どうにもブログ更新が滞りがち。やっぱりツイッターとフェイスブックの影響かな。それと、仕事とは関係のないことだけを書こう、と思うと、読んだ本や講演会の感想なんかも微妙に仕事がらみだったりして、結局、…

読了本3冊

昨日、というか今日朝方まで本を読んでいたせいで眠い。なので、取り急ぎこの1週間の読了本をメモ。後日、余裕のあるときに感想など。チャタレー夫人の恋人 (光文社古典新訳文庫)作者: D.H.ロレンス,David Herbert Lawrence,木村政則出版社/メーカー: 光文…

本、本、本。

連休2日目は神保町へ。午前中は古本まつり、午後はブックフェスティバル。古本は全部を丁寧に見られるはずはないので、思い切って文庫と新書の棚は素通り。それでも専大前の交差点から靖国通りを(時折横道にそれつつ)さかのぼり、三省堂書店の前にたどり…

ノンフィクションとミュージカル映画

ほとんど月イチ更新となりつつあるブログ。10月は後半も引き続き、講演会などに出席する機会が多く、あわただしく過ごした。そのせいか、読書のほうはあまり進まず、古典新訳文庫のロレンスを相変わらず読書中。合間に読んだノンフィクションが3冊。「育…

カルチャーな十月

今月はなぜか公私ともにカルチャーなイベントが多い。先週金曜日、紀伊國屋新宿本店での小川高義先生トークショー(ヘミングウェイ『老人と海』新訳について)を皮切りに、土曜日は翻訳ミステリ読書会(お題はシャーロック・ホームズ『バスカヴィル家の犬』…

同時進行

4月から単行本の編集の仕事にかわって、いちばん大変なのは、複数の本が同時進行ですすんでいく、というところだ。たとえば今日1日をとってみても、午前中、退職した先輩の担当していた本の増刷処理と、新しく企画しているシリーズの準備、合間に8月に出…

メンテナンス

わたしはとにかく体力が自慢で、これまで相当無理をしても、大事なときに風邪をひいたり熱を出したりということはなかった。38歳のときにいまの会社に中途入社してからは、とにかく出遅れているのだし、頭の回転が速いほうでもないので、まずは誰よりも体…

週末。

昨日は吉祥寺で映画。「舞妓はレディ」というのを観た。感想はまあまあ、というところ。お昼を食べておなかいっぱいだったせいか、ちょっと眠かった。一緒に行った人はかなり面白かったと言ってたから、好みの問題かな。主役の新人女優は、なかなかフレッシ…

夏休み終了。

長い長いブランク。もうブログの書き方も忘れてしまった。けど、やっぱり完全にやめてしまうのは、飽きっぽいわたしにしては珍しく続いていたことの一つなのでもったいない。と思ったので、うまく書く自信はないけど、軽い気持ちで3ヶ月ぶりに書いてみるこ…

2冊読了

この間、2冊読了。といっても、1冊がとても重い内容だったので、次の1冊は軽いエッセイを選択。バニヤンの木陰で作者: ヴァディラトナー,Vaddey Ratner,市川恵里出版社/メーカー: 河出書房新社発売日: 2014/04/14メディア: 単行本この商品を含むブログを…