復活!

入院前の怒濤の日々を過ぎ、あわただしく入院・手術と過ごして、今日はK大学病院の見晴らしのいいデイルームで、一階のスタバで買ってきたコーヒーを飲みながら、MaciphoneをUSBでつないで、優雅にブログ更新中!!


入院の前日10時ぎりぎりに最終戻し校を作り終え、あとは頼もしい同僚にどーんと任せて深夜帰宅。どきどきしながら入院。4Fの見晴らしのいい部屋、窓側のベッド。しかも2人部屋をひとりで使用できてしまって、ラッキー。隣の高校のグラウンドが見渡せて、サッカー部やラグビー部の練習風景がよく見える。


手術は朝いちばんから。手術着に着替えて、ストレッチャーに載せられ、ちょっと大げさじゃないかと思いつつ手術室へ。いつ手術が始まったのかわからぬまま、深い眠りに落ち、目をさましたときは4時間後だったそうだ。麻酔からさめたときのことははっきり覚えている。なんと、わたしは夢の中で、「南の貧困/北の貧困」という教材の指導書の戻し校をつくっていた。ここに4行加えて、3行カット、12行追加原稿が入って…などという作業を、赤ペンと青ペンを使ってせっせと進めていた。それほど長い教材じゃないのになかなか終わらないなあ、それに、戻しゲラをつくってるだけなのに、どうしてお腹が痛いんだろう。この校正とお腹の痛みとの関係性はどういうことなんだろう、ふしぎだなあ、と素朴に疑問に思いながら、とにかくこの教材を仕上げてから一休みしよう、と進めていた。で、だんだん意識がはっきりしてきて、ああ、そうか、手術が終わったんだ、お腹がいたいのは麻酔からさめたからで、戻し校作りは夢だったんだ、そうだよ、今頃そんなことやってたら間に合わないもの、と合点がいった、というわけ。で、合点はいったものの、お腹の痛みがどうにも堪え難く、付き添いみたいに横にいた若い研修医みたいな人に、「あの、痛いんですけど」と言ってみたところ、研修医みたいな人は「そうですか、痛いですか」というだけで何もしてくれない。これは我慢するしかないんだな、って思ったんだけど、もうどうにもこうにも痛くて、その後そばにきたちょっとコワそうな看護婦さんに、「あの、とっても痛いんですけど」と言ったところ、コワそうな看護婦さんはコワそうな顔のまま、「病室に戻ったら痛み止めをいれますから、少しだけがまんしてください」とのおおせ。そうか少しだけがまんか。と納得したら少し痛みもやわらいで、病室へ戻り、痛み止めをいれてもらったら一段落。思ってたよりおおごとだった、というのが、手術当日の感想。


手術の当日と翌日はかなり痛みもあり、点滴もして絶食絶飲なのでかなり「病人」状態。本もほとんど読めず、ぼんやりとつまらないテレビを観て過ごした。翌々日の日曜日はだいぶ元気になってきて、点滴もとれ、食事もとりはじめて、普通の人っぽくなってきた。看護婦さんがシャンプーまでしてくれて、びっくり。美容院みたいなシャンプー台で「お湯加減はいいですか?」とか言ってほんとに美容師さんみたい。笑ってしまった。そして今日、晴れてお腹の管もとれて、シャワー解禁。病室のシャワーで自分でシャンプーしてドライヤーで髪かわかして、気合を入れるためにコンタクトレンズをいれて、もう今すぐにでも仕事できそう!ってくらい元気になったのだった。復活!!


手術以来はじめて、実に3日ぶりに4Fを離れて1Fのスタバまで遠出(!)病院内スタバだというのに、お客さんは私以外は全員、普通の格好で、普通のスタバの風景。ちょっと恥ずかしいなあと思いつつコーヒーを買って、4Fに戻ってきたら、結構疲れてた。やっぱり体力が落ちてるんだなーと実感。でも、ここのデイルームは明るくて窓が大きくて、ほんとに気持ちがいい。ブログを読んでくれた人が心配してメールとかくださったりしたのだけれど、何しろ入院前は仕事がめちゃくちゃ忙しくて、返信を失礼してしまったので、取り急ぎ、復活!のご報告まで。