母校訪問のことなど

先日、自分の編集した本の販売促進の仕事で、数年ぶりに母校を訪れた。車が駐車場にとまり、遠くにテニスコートが見えた瞬間、泣きそうになった。母校の建物は数年前にたてかえて新校舎になっているし、テニスコートの向きもかわってしまって、自分の高校時…

語学学習の効用

2冊読了。まずは2週間近くかばんの中に入っていた、この本。見えない日本の紳士たち (ハヤカワepi文庫)作者: グレアムグリーン,Graham Greene,高橋和久出版社/メーカー: 早川書房発売日: 2013/04/30メディア: 文庫この商品を含むブログ (5件) を見るグレア…

だいぶつかれた

2週間の営業活動が終わった。来週も1日か2日、終日営業活動にあたらなくてはならないが、とりあえず連日朝から夜まで営業&長距離移動、の生活からは解放される。だいぶ、つかれた。やはり年をとってきたのかなあ、と思う。毎日指定された待ち合わせ場所…

少しつかれた

今日は営業初日。朝9時から夕方6時まで、びっちり営業活動。立っている時間、話している時間は長く、話しているときは緊張度も高く、久しぶりだったせいか、今年宣伝する本に思い入れが強すぎるのか、あるいは単に年をとったのか、今日は例年以上に疲れた…

福井駅の構内放送を聞きながら

新幹線と特急を使って、夜7時頃に福井に着いた。駅前のホテルに泊まっているが、この時間になっても何やらアナウンスが聞こえてくる。なんだろ〜と思って耳をすませてみてわかったのは、電車の構内放送だということ。駅前といってもそれなりに離れているよ…

明日から北陸・東海ツアー

初夏の出張シーズンがはじまっている。明日から福井、石川、愛知、岐阜とまわるのだが、なんといっても福井は遠い。家裁調査官だった妹の初任地が福井で、福井で結婚式もしたので、自分としては愛着があるのだが、なにしろ遠い。しかも、福井から石川はまだ…

やりたいことが多すぎて

ブログの更新が滞っている。忙しいのかと問われれば、まあ、忙しいのだけれど、いつものように会社の仕事がびっしり、深夜残業、休日出勤の嵐、ということではない。頼まれごとやボランティア仕事、親孝行や家事など、会社の仕事以外のこと、だけど、生きて…

読了本とシンポジウム

昨日書きかけになってしまったので、読了本2冊の感想を簡単に。まず1冊は、正宗白鳥『文壇五十年』。文壇五十年 (中公文庫)作者: 正宗白鳥出版社/メーカー: 中央公論新社発売日: 2013/01/23メディア: 文庫この商品を含むブログ (4件) を見る全体に辛口だけ…

連休と読了本

連休後半は、二日連続で日本橋へ。初日は母と日本橋高島屋で開かれていた展覧会「龍村平蔵『時』を織る」というのに出かけた。母の祖父(つまりわたしの曾祖父)が初代龍村平蔵氏と懇意だったとかで、母はどうしても関係者に挨拶をしたい、という。「ちょっ…

2冊読了

ちょっと事情があって本を読む時間がとれずにいたのだけれど、連休に入って少し心も落ち着いて、 古本屋やら新刊書店やらに行ったらやたらと本を買いたくなり、読める保証もないのに結構あれこれ買い込んでしまった。 同居人の母校がある町、土浦に、大規模…

出版社のラインは編集者が決める

何の話をしていたかは忘れたが、先日、同居人がこんなことを言った。出版社というのは、会社が決めたラインナップに沿って編集者が企画を出していくんじゃなくて、編集者が企画を出していくことで、ラインナップというのは決まっていくものだ。正確な文言は…

人の文章を扱うということ

たとえば既訳のある本の新訳にチャレンジすることになったとする。 新訳をするとき、既訳を参考にするかしないかは、たぶん、人それぞれだと思う。 また、参考にする人の場合も、訳し始める前にがっつり「予習」する人、訳してる途中で「どうかな」とおもっ…

読了本はあれど

『アサイラム・ピース』読了。アサイラム・ピース作者: アンナ・カヴァン,山田和子出版社/メーカー: 国書刊行会発売日: 2013/01/22メディア: 単行本購入: 3人 クリック: 410回この商品を含むブログ (32件) を見る端正な文章で翻訳もさすがにうまくて、悪くは…

10年のあいだに

今の会社に就職して、10年になる。 仕事も結○も2年しかもたないというジンクスを持つ私が、10年も勤め続けることができたのだから、今の会社はきっと、合っているのだろうなあ、と思う。 20年前に、どうしても翻訳家になりたくて、勉強に集中したくて…

春になって

いろいろなことが少しずつ変わってゆく。 昨日は自転車で仙川沿いを三鷹から調布へ向けてゆっくりと走った。 仙川沿いは桜はもちろんだけれど菜の花がとてもきれいだ。雪のような桜の白と、菜の花の鮮やかな黄色。ところどころに紫色の花がまざる。 思わず「…

地元の小さな本屋さんで

昨夜は井の頭公園でお花見。 なぜだかお花見が大好きな同居人のために、できれば休日にお弁当をつくって、仲間を集めて大々的にやりたかったんだけど、 何しろ今年は急に花が咲いてしまって予想外の時期が見頃になってしまったため、 仕方なく平日の夜に二人…

しゃべりすぎ、笑いすぎて喉がいたい

今日はまたしても周囲にぺこぺこと頭を下げて、6時半ごろ退社。 仙川でテニススクールの仲間と飲む約束になっていたからだ。 一番乗りで店に着く。 金曜早朝のテニススクールのメンバーは個性派ぞろい。 みんなお酒好きそうだなあ、と思っていたら、案の定……

仕事から少し離れて

先週は熊本→長崎→小倉という九州横断の出張。 自分のつくった本のいいところ、悪いところを指摘してもらうための行脚だった。 見かけによらず人見知りするので、初めて会った人たちを前にかなりどきどきなのだけれど、 気づくと夢中になって、目の前の本のこ…

熊本のホテルにて

出張で熊本に来ている。明日も朝から出動なので早く寝るべきなんだけど、読了本のメモなどを少しだけ。 あとがきから読んだ、由良君美の本を読了。みみずく古本市 (ちくま文庫)作者: 由良君美出版社/メーカー: 筑摩書房発売日: 2013/01/01メディア: 文庫 ク…

読みたい本を読む

予想通り、滋賀の出張はよい刺激になった。 社内のごたごたを離れ、外の方と緊張感をもって接していると、自分の仕事に対する責任感や自信、よりよくしようという謙虚な気持ちがわきあがってくる。 この本をつくっていた頃の、大変だけど充実していた感じを…

一冊読了

相変わらず元気の出ない日々。 まあ、そういうときもあるかと、あまり気にしないことにする。 あさっては滋賀に出張。三月に入ると九州の出張もある。あと、名古屋も。出張に行くとそれなりに気を張るので、少しは復調するかもしれない。 「カラマーゾフの妹…

ただいま

やっと、帰ってきました。 まだ、完全復帰という感じじゃないけど、少しずつ日常生活に戻れるのではないかと思います。 もう、ブログの書き方も忘れてしまった。 敬体で書いていたのか、常体で書いていたのかさえ、あやふやだけど、とりあえず「生きてます」…

ロンドンで本を読む

丸谷才一の訃報をきいて、わたしが手にとった本は、代表作の『笹まくら』でも、最新作の「持ち重りする薔薇の花」が掲載された文芸誌でもなく、 マガジンハウスから2001年に刊行された、『ロンドンで本を読む』という丸谷才一編著による「現代イギリス書評名…

「ねじの回転」新訳読了

昨夜遅く、古典新訳文庫の「ねじの回転」読了。ねじの回転 (光文社古典新訳文庫)作者: ヘンリージェイムズ,Henry James,土屋政雄出版社/メーカー: 光文社発売日: 2012/09/12メディア: 文庫 クリック: 3回この商品を含むブログ (8件) を見る再読のはずなんだ…

ひさびさの書原

連休3日間で、実家の引っ越しはほぼ完了。最終日の今日は、天気もよかったので、自転車で善福寺緑地公園経由で書原の本店へ。緑地公園も書原も、かなり久しぶりだ。 お天気がよかったこともあって、緑地公園までのサイクリングはとても気持ちがよくて、ああ…

実家の引っ越しのことなど

10月に入り、大小さまざまな変化があった。 今日、鎌倉の実家に住む両親が、同じマンションの別の棟に引っ越してきた。去年の年末くらいにちょっと話題が出て、あっという間に話が進み、兄と共同名義でマンションを購入、実家を売却、今日、38年住んだ鎌倉…

そろそろ復活しないと

このままでは、ブログ自然消滅してしまいそうだ。何をやっても長続きしないわたしが、何だかんだでもう5年以上も続けてきたのだから、ちょっと無理をしてでも復活しなくては、と思う。 なんと9月は1日も更新しなかった。ブログって、少し日にちがあくと、…

目下の関心事

相変わらず読書・ブログ不調の日々が続いている。今日やっと高田里恵子の新書を読了。女子・結婚・男選び―あるいは“選ばれ男子” (ちくま新書)作者: 高田里惠子出版社/メーカー: 筑摩書房発売日: 2012/07/01メディア: 新書購入: 2人 クリック: 32回この商品を…

とりあえず何か書いてみる

このままでは更新をしないまま、ずるずると終わってしまいそうなので、とりあえず何か書いてみることにした。いつもはいそがしすぎて更新が滞るのだけれど、いまはここ数年で(もしかしたら生まれて初めて、ってくらい)のんびりした毎日を過ごしているのに…

いろいろ復活した

あれよあれよという間に、また20日もあいてしまった。 仕事が一段落して、会社から代休消化を求められ、せっせと休みをとっているのだけれど、なかなか自宅でパソコンの前に座る時間がつくれない。でも、たまってしまうとどんどん気が重くなるので、こまめ…