出版社のラインは編集者が決める

何の話をしていたかは忘れたが、先日、同居人がこんなことを言った。出版社というのは、会社が決めたラインナップに沿って編集者が企画を出していくんじゃなくて、編集者が企画を出していくことで、ラインナップというのは決まっていくものだ。正確な文言は忘れたが、だいたいそんなようなことだ。


なるほど、と思った。つまり、いま自分がつとめている出版社に、自分がつくりたいような本の実績がない、とか、自分が行きたい部署がない、とかほざいてないで、まずは企画を出してみろ、ってこと。もちろん会社の方向性というのはあるわけだけれど、あまり大きくそれていなくて儲かりそうな企画なら、会社は案外のるものだ、と。そもそも出版社というのは、出したい人がいて、読みたい人がいれば、ある意味なんでもありなんだよね。ぴったりの部署がないなら一人でつくってしまう、というくらいの心意気で、新規開拓を試みればいい。実際に、そんなふうにして新しい部をつくっちゃった人を身近でみてきたし。


そんなことを考えながら、ネットをみたり、本屋に行ったりしているうちに、あまり関係ないような気もするのだけれど、どうしてもMacbook Air がほしくなってしまったのだ。もともと、初めて買った自分用のパソコンがMacだった。iMacを使ってた時期もあるけど、会社勤めなどをするうちに、やっぱり自宅でもWindowsマシンのほうがいいかな、と思い始め、すっかりMacとはご無沙汰していた。それが、昨年の正月にipad2を買ってからというもの、うーん、やっぱりMacはいい、と再認識。先日同居人がipad miniを購入したのにつきあっていろいろみてるうちに、出張先でブログや報告書を書くのにipadはやっぱりストレスがあるんだよなあ、Macbook airにOffice for Macを入れてしまえば、出張や仕事でも使えるしー、とか考えて、でも、Windows のノートじゃなくてMacである必要は実は全然ないんだけど、でもなー、やっぱMacはかっこいいよなあ、全然使いこなせないけど、などとぐずぐず考えて、昨日はヨドバシ、今日は吉祥寺のアップルストアに、ふらふらーと行ってみた。で、吉祥寺のアップルストアの青年がきわめて感じよく、親切かつ賢げで、ぽーっとなってMacbook air 13インチを衝動買い! してしまったのだった。


なんかね、Macのパソコンって、パソコンであってパソコンじゃないんだよね。言い訳というかこじつけみたいだけど、Macbook air を買って、少しずつ使いことせるようになっていったら、少しずつだけど自分の人生も変わるような気がする。いまある枠の中で物事を考えないで、人からみたら多少変かもしれないし、お金にはならないかもしれないけど、自分が面白そうと思うことをとりあえずやってみよう、というような。というわけで、今日のブログは早速、Macbook Airで書いてます。快適。