2007-01-01から1年間の記事一覧

北方「水滸伝」読了!

水滸伝 19 旌旗の章作者: 北方謙三出版社/メーカー: 集英社発売日: 2005/10/26メディア: 単行本この商品を含むブログ (19件) を見るついに、読了!! 長かった。とくに、文庫本が未刊行のために途中から単行本に切り替えて以降、 電車の中で読むには本は重い…

ソフトテニス再開初日

もう、へとへとだ。 何とか家にたどりつき、シャワーを浴びて、食べられそうなものを食べた。 たまっていた洗濯物を干して、次は掃除機を……と思ったところで力尽きた。 夕方になってパワーが戻ってきたら部屋の掃除をしよう。 近所の中学校のテニスコートで…

何しろ水滸伝

おおとい、「水滸伝」の第11巻を購入。まもなく読み終わる。 そして、12巻から19巻、文庫化されるのを待つのはあきらめ、今日、単行本で12巻、13巻を買ってきた。 1冊1600円もする。うーん。 今週は休み明けで結構忙しく、なかなか読書のため…

井上光晴『地の群れ』

地の群れ (河出文庫―BUNGEI Collection)作者: 井上光晴出版社/メーカー: 河出書房新社発売日: 1992/08メディア: 文庫 クリック: 10回この商品を含むブログ (2件) を見る木曜日、かつての翻訳仲間と神田の三省堂書店で待ち合わせ。 「絶版文庫フェア」という…

『おれにはアメリカの歌声が聴こえる―草の葉(抄)』

おれにはアメリカの歌声が聴こえる―草の葉(抄) (光文社古典新訳文庫)作者: ウォルトホイットマン,Walt Whitman,飯野友幸出版社/メーカー: 光文社発売日: 2007/06/01メディア: 文庫購入: 2人 クリック: 23回この商品を含むブログ (18件) を見る読了。 水曜日…

1960年代前半に生まれて―『滝山コミューン』『悲望』

昨日の夜遅く、ベランダ用に買った鉢が届いた。 早速、プランターに移しかえ。暑くなる前にと9時過ぎからはじめたのに、汗がぼたぼた落ちてくる。 今日は洗面所とバスルームをきれいにする日。作業にとりかかる前に、先送りにしていた2冊の本の感想を書い…

水滸伝3・4/滝山コミューン/悲望

お盆休みに突入。GWにひきつづき、とくに予定のない夢のような休日。 さて、何をして過ごそうか。 ただし、「たまった家事をまとめてやる」などと同居人に約束してしまったので、 読書三昧、というわけにもいかないだろう。 休み前ということもあり、ブロ…

江ノ島の海で水滸伝を読む

この週末は仕事上の研究会が目白押し。 金曜日は「朗読・群読」についてのワークショップに参加。 今日・明日の2日間は、「文学教育」について50年間研究し続けているという団体の研究会に参加。 今のところ、いずれも「当たり」であった。 わたしの「教…

人間ドック

今日は人間ドックに入るため、会社をお休み。 先月から単行本の大型企画の編集が本格化し、別のグループのヘルプに入ることにもなり、 少し忙しくなってきた。 でも、そうはいってもここ数年の働き方を思えば、いまはラクラク。 太り気味であることをのぞけ…

ヴォネガットとわたし

ふだんは買わない「SFマガジン」だが、「カート・ヴォネガット追悼特集」にひかれて購入。S-Fマガジン 2007年 09月号 [雑誌]出版社/メーカー: 早川書房発売日: 2007/07/25メディア: 雑誌 クリック: 6回この商品を含むブログ (32件) を見るとくにヴォネガット…

先生とわたし

7月17日、四方田犬彦著『先生とわたし』刊行記念のトークショーに行ってきた。 「新潮」3月号に一挙掲載されたときに、会社の昼休みにお弁当を食べながら読み、思わず涙した評伝が単行本化されたのだ。 読了後、わたしの中には二枚のイメージ写真のよう…

メモのみ

今週は仕事が結構忙しくて、なかなかまとまった時間がとれない。 とりあえず、先週末に、亀山郁夫訳『カラマーゾフの兄弟』を読了。 しばらく他の本を手にとる気にならず、本屋をぶらぶら。 結局、ついに北方『水滸伝』の文庫本第1巻を購入(敬愛する北上次…

3巻読了 その他講演会のことなど→4巻読了

「ロシア文学の古典新訳を考える」シンポジウム (http://www.kotensinyaku.jp/news/event/content06.html)を明日に控え、 昨夜、やっと3巻読了。現在4巻を読書中。カラマーゾフの兄弟3 (光文社古典新訳文庫)作者: ドストエフスキー,亀山郁夫出版社/メー…

新聞広告

今日の朝日新聞朝刊には、古典新訳文庫『カラマーゾフの兄弟』の大きな広告が出ている。 『カラマーゾフの兄弟』ついに完結!という大きな文字の横に、訳者の亀山郁夫さんの言葉のほか、 五名の作家・文芸評論家の短評がついている。 そして、広告の最下段に…

『カラマーゾフの兄弟』完結記念

今日は組合の会議で18時半に会社を出て神保町へ。 いつもより早く終わったので、吉祥寺エキナカの書店に寄った。 この書店は規模のわりには海外文学の品揃えが充実しており、 「英語青年」や「ふらんす」だって、毎月複数冊並べているえらい店だ。 『しみ…

沖縄のビーチでドストエフスキーを読む

亀山訳『カラマーゾフの兄弟』第1巻読了。沖縄にて。カラマーゾフの兄弟1 (光文社古典新訳文庫)作者: ドストエフスキー,亀山郁夫出版社/メーカー: 光文社発売日: 2006/09/07メディア: 文庫購入: 29人 クリック: 257回この商品を含むブログ (468件) を見る感…

沖縄のビーチでドストエフスキーを読む

古典新訳文庫『地下室の手記』

地下室の手記(光文社古典新訳文庫)作者: ドストエフスキー,安岡治子出版社/メーカー: 光文社発売日: 2007/05/10メディア: 文庫購入: 3人 クリック: 43回この商品を含むブログ (91件) を見る読了。この語り手は、徹頭徹尾、いやなやつだ。 あとがきなどを見…

文学を大衆から遠ざけたのはだれか

今日は「一オースティン読者の『高慢と偏見』」という講演タイトルにひかれて、 明治学院大学で開かれたとある会合に行ってきた。 このタイトルは、一オースティン「学者」ではなく、「読者」であるところが重要。 講演された高橋和久さんは、英文学者として…

ドストエフスキーは何歳向けか

昨日から、古典新訳文庫のドストエフスキー『地下室の手記』を読み始めた。非常におもしろい。 これを読んだらいよいよ大事にとってあった『カラマーゾフの兄弟』に突入し、 7月22日のシンポジウムまでに読了するべく、「ドストエフスキー漬け」の日々を…

重松清『カシオペアの丘で(上・下)』

カシオペアの丘で(上)作者: 重松清出版社/メーカー: 講談社発売日: 2007/05/31メディア: 単行本購入: 2人 クリック: 22回この商品を含むブログ (99件) を見るカシオペアの丘で(下)作者: 重松清出版社/メーカー: 講談社発売日: 2007/05/31メディア: 単行本購…

阿部公彦編『しみじみ読むイギリス・アイルランド文学』

しみじみ読むイギリス・アイルランド文学 (現代文学短編作品集)作者: ベリル・ベインブリッジ,阿部公彦,岩田美喜,遠藤不比人,片山亜紀,田尻芳樹,田村斉敏出版社/メーカー: 松柏社発売日: 2007/06/20メディア: 単行本(ソフトカバー)購入: 3人 クリック: 25…

後藤明生『挟み撃ち』

ブログを書き始めて、今日でちょうど1年。ぱちぱちぱち。 最近ちょっと更新が滞りがちだけれども、飽きっぽい私としては、よく続いたほうだと思う。 2年目の今日からは、初心に帰ってもう一度、短くてもいいからできるだけ毎日書くようにしよう。 後藤明生…

加藤周一・中村眞一郎・福永武彦『1946・文学的考察』

1946・文学的考察 (講談社文芸文庫)作者: 加藤周一,中村真一郎,福永武彦出版社/メーカー: 講談社発売日: 2006/07/11メディア: 文庫 クリック: 17回この商品を含むブログ (13件) を見る読了。 古本屋で購入したのは冨山房百科文庫のもの(1977年刊)なの…

野崎歓さんのお話

青春時代の思い出の地、逗子を最後に、1週間の営業活動を終えた。 まだ来週の月曜日に千葉に行かなくてはならないが、とりあえず5日間連続のメインイベントを終え、ほっとしている。 六本木のABCで行われた野崎歓さんのミニトークショーから、だいぶ日が経…

宮田昇『新編戦後翻訳風雲録』

新編 戦後翻訳風雲録 (大人の本棚)作者: 宮田昇出版社/メーカー: みすず書房発売日: 2007/06/02メディア: 単行本購入: 3人 クリック: 29回この商品を含むブログ (18件) を見る読了。 この本の一部、たとえば田中融二さんの項などは、読むのが今回で三度目と…

土屋政雄さん講演会

毎年6月のこの時期には、だいたい二週間くらい、営業に出る。 今年は地方への出張はなく、毎日朝早く自宅を出て、指定された町へ行き、 その地域を担当する営業の女性といっしょに、1日、車であちこちの営業先に行き、 刊行物の説明をする。 営業の仕事に…

吉田司『宮澤賢治殺人事件』

[rakuten:book:11029282:detail] 読了。 この本は、不思議なルートで私の手元にやってきた。 もともとは大学で英語教育を教えていらしたエライ先生が、 大学を退官されるときに不要になった本をうちの同居人の職場に段ボールいっぱい送ってくださって、 ほと…

長瀞ライン下りなど

今日は早起きして電車を乗り継ぎ、長瀞へ。 ずっとやってみたかった「ライン下り」に乗船。 船に乗ると視線が下がって、川面がぐんと近づいてくる感じがとてもいい。 観光地化していると聞いていたけれど、それほどでもなくて、 「川好き」の同居人は大はし…

美食三昧

なぜか先週は「おいしいものを食べる」機会に恵まれた。 「好きな人とおいしいものを食べる」ひとときほど、幸福な時間はない。 そして、そんな時間をすごすたびに、4年前にこの世を去った妹のことを思い出し、 「ああ、妹にこれを食べさせたかったなあ。い…