今年もやはり

今年こそはヘルプで身を粉にして働くことはすまい、と思っているのに、
今年もまた、担当外の仕事のヘルプで、連日連夜の残業の嵐にまきこまれてしまった。
昨年末くらいから、「今年はだいじょうぶなんですね」と念を押し続け、
「だいじょうぶ」というからそうなのかと安心していたのだけれど、
まずは年明けに軽めの仕事をふられ、
まあ、これくらいならやれるかな、と思っていたところ、
先週末から一気に180ページ、ほとんど手つかずのような状態でどーん。
これをわずか3週間で格好をつけなくてはならないという。


予定表をつくり、アルバイトさんの分担を決め、
よろよろと仕事に着手してみたものの、どう考えても期間内に仕上げることは不可能と思われ。
かといって、「どうしてこんなになるまで放置したんですか!」と正論を吐いても仕方がないので、
もう、やるしかない、とにかくやみくもにやるしかないのだ〜、という状態に突入したのが、
今週月曜日。
先週末に三浦海岸をハイキングしておいしい海の幸を食べたのを最後に、
怒濤のような仕事漬けの日々に突入したのだった。


毎日終電で帰宅し、ついに昨日は今年初の宿泊残業。
クミアイ活動やら、自分の担当の仕事やら、あちこちに「ゴメンナサイ」をして、
とにかくこのヘルプの仕事を最優先して進めているのだけれど、
うーん、終わらないよ〜。
鞄の中には先週末に買った『イトウの恋』が入ってるんだけど、
それを開く余裕もない。
とにかく3週間、突っ走ったら、たまっている本を読むのだ〜。
ヘンリー・ジェイムズも読みかけ(っていうか、読み始めたばかり)だし、
今年は「実は読んでない名作」シリーズ第一弾!ってことで、
百年の孤独』を読むのを楽しみにしているのだった。


そ、それにしてもこのヘルプの仕事、ほんとうになんとかかっこうがつくのだろうか。
やっつけ仕事はしたくないけれど、贅沢を言ってる場合ではないので、日程優先でやるしかない。
3週間ぶっとおしで休みなし、毎日午前様、なんて働き方をして、
ちょっとガタがきているこの体がもつのか、やや不安だ。


……今日、2月26日は、死んだ妹の誕生日。
命日よりも誕生日のほうが大事、という気がするのは、
「妹」だからだろうか。
妹がなくなってから年がたてばたつほど、
病に伏せていた数ヶ月のことより、
いっしょに過ごした数十年のことを思い出すことが多くなった。
そういう楽しい時間のことだって、思い出せば涙がとまらないのは同じだけれど。