小さいけれども大きな変化

どうもここのところブログの更新が滞っている。
さほど忙しいわけでもないのに、読書もはかどらない。
理由は、わかっている。
先日このブログでも書いたように、7月2日付で部内で小規模な配置換えがあり、
わたしの担当する仕事が、大きく変わった。
大きな文字の本から、小さな文字の本への異動である。
(入社当時担当していた仕事だから、まあ、わたしの得意の「出戻り」だ。)
それで、なんだかそわそわと落ち着かず、何事にも身が入らないのだ。


落ち着かない理由のひとつは、今までやってきた大きなプロジェクトの総括が、きちんとできていない、ということだ。
仕事の引継ぎは着々と、淡々と進めてはいるけれど、
あの、異常なまでの残業の日々と、かなりの部分が「やっつけ仕事」になってしまったことを、
「本人の自己管理の問題」として片付けられるのは、なんともすっきりしない。
このまま「みんな、よくがんばったね〜」とおさめてしまったら、
このような事態をまねいた張本人(たち)は、何度でも同じことを繰り返すのではないか。


……なんてことは、もう担当が変わったのだから、考えないほうがいいのかな、
目の前の自分の新しい担当の仕事のことだけ考えるべきなのかな、と迷っている。
これが、落ち着かない理由のもうひとつのようだ。
新しい担当のプロジェクトも、もちろん課題は山積で、
これはこれで大きなプロジェクトなのだから、もう、前のプロジェクトのことや、部全体のことを考える暇なんてない、という気もする。
あのつらかった、不本意な3年間を糧にして、次のプロジェクトをしっかりがんばる、と考えたほうが前向きかなあ、やっぱり。


こんなふうに書くと、この「小さいけれども大きな変化」を、わたしがマイナスにとらえているように思われるかもしれないが、
そんなことはまったくない。
それを証拠に、ここ数日の間に2回も、同居人から「なんだか楽しそうだね」「このごろ元気だね」と言われた。
そうなのだ。これから担当する仕事のことを考えると心がうきうきしてきて、気づくと鼻歌をうたったりしている。
はっきりいって、浮かれている。たぶんこのことが、「落ち着かない」もっとも大きな理由なのだろう。