ホットヨガ体験

計画的に、といえば、ダイエット。
わたしは仕事についてはかなり「計画を守る」タイプなのだが、
私生活ではなぜか、計画を守ることができない。
今回の出張中で、4年ぶりにお会いした年上の女性から、
「だいぶ……感じが……変わったわね」と婉曲に太ったことを指摘された。うう。
体重じたいは激増したというわけでもないのだが、
なんというか、この3年間の苦労の日々で、体型がずるずるっと変わってしまったようだ。
このままではいけない。と、何度思ったことか。そして、何度ダイエットに失敗したことか。
(そういえば、このブログで宣言したバナナダイエットは、1週間ほどで挫折……)


そこで昨日、以前から興味のあった、「ホットヨガ」の体験教室というのに行ってみた。
高温の室内でびっしょりと汗をかきながらヨガのポーズをとる「ホットヨガ」は、
運動不足の人でも自分のペースでできると聞いて、1時間のショートコースを体験したのだけれど。
たしかに、エアロビクスやバレエなどのように、スタイルがよくて運動神経抜群という雰囲気の人がぞろぞろいる、というわけではない。
どちらかというと地味な、まじめそうな人たちが多くて、服装とかも派手じゃないし、
あ、これならやれそうかな、と思った。
インストラクターの指示に従って、一つずつポーズをとっていくにつれ、
だんだん、他の人たちとの差がはっきりしてくる。
何しろ体が硬い。みんな、同じような格好になっているのに、鏡にうつる自分だけが、中途半端なおかしなポーズになっている。
さらにバランスも悪い。片足で立って合掌するポーズをとると、わたし一人でぐらぐら。何度も足をついて、ポーズを取り直すことになる。
挙句の果ては、40分くらい経過したころだったか、右腕が軽くつった。
やばい、と思い、しばらくお休み。みんなは次のポーズに進んでいるのに、わたしは一人で床にごろん。
インストラクターはもちろん気づいていたと思うけれど、慣れているのか何も言わず、そっとしておいてくれる。
少し休んでから復帰して、右腕を気にしながらなんとか最後までこなした。


情けない。自分では、あれだけテニスをばりばりやっていたのだから、
人より運動能力は高いという気分でいたのだが、とんでもない。
まじめそうな、高校時代は文芸部でした、みたいな雰囲気の女性たちが、なんなくこなしているプログラムに、
ついていけないのだ。
終わってから、インストラクターの先生と話をした。
先生は笑顔で、「慣れればできるようになりますよ」と言う。
受付の方も、「慣れてきたらもっとハードなコースにもトライしてみてください」なんて言う。
ほんとうだろうか。慣れるのだろうか。
何度か通っているうちに、先生や受付のあなたのように、ほっそりとしなやかなナイスバディに変身!するのだろうか。(ありえない……)


というわけで、営業トークを信じたわけではないのだが、
入会金は無料、チケット制で良心的な料金だったので、とりあえず「ホットヨガ」を始めてみることにした。
わたしの留守中にダイエットを始めていた同居人ともども、食事を少し制限することにして、
今年の夏は痩せるぞ〜!と、決意を固めたのでありました。