宮古島で「クリスマスのフロスト」を読む

配置換えの発表直後、ずっと前から予定していた宮古島旅行へ。
今回は残念ながらお天気に恵まれず、宮古ではきれいな海の色を見ることはできなかった。
ただ、豪雨の中、決行した「アドベンチャーカヤック」というのが、最高に楽しかった。
二人乗りのシーカヤックで鍾乳洞の入り口近くまで行き、浅瀬を歩いて鍾乳洞へ入っていく。
鍾乳洞の中を両手両足を使ってよじのぼるようにして奥深くまで入っていき、
最後は3メートルくらいのところを「飛び降りてください」と言われる。
ええ〜、ぜったいむり、と思ったけれど、
とにかくもたもたしていると、他の人に迷惑がかかる。
決死の覚悟で、ダイブ!!
40代半ばの我々にはかなりキビシイ「アドベンチャー」ではあった。


旅の携帯本として鞄に入れたのは、『クリスマスのフロスト』と『椿姫』。
『クリスマスのフロスト』は、評判になった頃に買ったのだけれど、
なぜかタイミングが合わず、これまで読まずにいた。
最近、読書の趣味が合う某ブロガーがこの本をほめていたので、
よし、それでは、と思い、読み始めた。

クリスマスのフロスト (創元推理文庫)

クリスマスのフロスト (創元推理文庫)

読了。
舞台がイギリスというところも、主人公をはじめとする登場人物の描き方も、とてもよかった。
ただ、うーん、やっぱりミステリはミステリ。
いわゆる「文学作品」(たとえば『精霊たちの家』とか)を読んだときの、がつん、という感じはないんだよね。
とってもおもしろいし、一気に読めちゃうし、続編とかシリーズがあるなら、ぜひ、読みたい、とは思うけど。
(次はペーパーバックで読もうかな、と思っている。)
その後読み始めた『椿姫』のほうが、自分の今の気分にはあっているかな。