久しぶりの休日
約半月ぶりの更新。今日は、久しぶりの休日だった。
先月はほんとうにつらかった。
連日深夜までの残業。ついに3時過ぎまで仕事をして近所の温泉施設で仮眠するはめに。
でも、何よりつらいのは、不本意なやっつけ仕事を強いられることだ。
もっと時間があれば、もっと丁寧な仕事ができるのに。
こうなるとわかっていたから、半年以上も前から、言い続けていたのに。
それでも、先日も書いたように、わたしは驚くほど体がじょうぶだし、
いろいろな意味で図々しくもなっているので、
自分の身は自分で守るだろう、と思う。
ほんとうにぼろぼろになる前に、会社をやめるなり、だれかに直訴するなり、
なんらかの対処方法を考えると思う。
昨日、前夜も深夜まで残業したうえに、朝7時半に家を出て新幹線に乗った。
頭の中で、「女なんだから、仕事なんて適当にやればいいじゃないの」という母の言葉が、
ぐるぐるまわっていた。
女性だってばりばり働いている現代に、母の言葉は時代錯誤だと思う。
でも、「女なんだから」というところをはずして、「男だって女だって」、
自分の心や体の危険をおかしてまで、がんばる必要なんてないんだ。
自分の心と体のキャパシティをよく考えて、できる範囲で対処していこう。
それが、結果的には自分のためにも会社のためにも、いいことのはずだから。
新幹線の中で、もうひとつ、頭の中をめぐっていたのは、
「壁と卵」の話だ。
「壁がどんなに正しくても、わたしは卵の側に立つ。」
村上春樹の小説については、すごく好きだった時期もあるし、うん?と思うこともなくはない。
でも、このスピーチは、素直にいいなと思った。
「壁がどんなに正しくても」というところがいい。
どちらが正しいか、ということなど度外視しても、
卵を守らなくちゃいけないときがある。
卵の殻が弱ければ弱いほど、壁が強固であればあるほど、
卵の側に立つことは、案外難しいものなのかもしれないけれど。
なんてことを考えてしまうような、つらいつらい2月が終わった。
そうこうするうちに、妹の誕生日も、父の誕生日も、過ぎてしまったよ。(電話しなくてごめんね、パパ。)
今日は久しぶりの休日で、でもへとへとだったので、お昼に吉祥寺までお散歩。
玉川上水沿いには梅や菜の花、水仙がきれいに咲いているところがあって、
もう、春なんだなあ、と思いながら、ぷらぷらと歩いていった。
「箸できれるとんかつ」を食べてから、パルコの本屋へ。
結構長い時間いたのだけれど、今日はあまり収穫なし。
でも、せっかく来たんだから、と思って、新書1冊と文庫2冊を購入。
もうじき桜も咲くなあ。
今年の花見はいつにしようかな。