沖縄食紀行

ついこの間、4日間の沖縄西表島ツアーに行ったばかりだというのに、
無謀にもこの忙しい時期に、2泊3日で石垣島に行く。
わたしはもともと旅行が大好きなのだけれど、同居人は出不精で、
これまで月刊誌をやっていたこともあって、1泊旅行に連れ出すのも骨、という感じだった。
ところが昨年、仕事で沖縄に行ってからというもの、
ことあるごとに「沖縄〜!」「海きれいだね〜」「こういうところでのんびりしたいな〜」と言うように。
どうしても夏のベストシーズンに、沖縄の海で泳ぎたいというので、
前回は通過するだけだった石垣島に2泊する旅行を組んだ。


旅の楽しみのひとつ(というより、わたしの実家ではメイン)は、現地の「食」。
先日、アマゾンで購入した、平松洋子『わたしの沖縄食紀行』を、通勤電車の中で読了。

わたしの沖縄 食紀行 (集英社be文庫)

わたしの沖縄 食紀行 (集英社be文庫)

これは、いわゆるグルメ本でも、旅行本でもない。
きれいな写真が満載なので、一見、軽そうに見えるけれども、内容はかなり濃い。
石垣島の民家でひとりぐらしのおばあがつくってくれたという手料理の、おいしそうなこと。
「食べものはみな、ヌチグスイ(いのちの薬)。」ということばが、ずしんとくる。
ほんとうに、そうだ。
心も体も健康で長生きするためには、何より食べものに気をつけなくちゃいけない。
自然の食材を使って、できるかぎり手作りをする。
なにしろ同居人の健康診断の結果が「ぎょえ〜!!」というものだったし、
わたしの体型もこのままでは哀しすぎるので、
この本に登場する沖縄の人々を見習って、「食べ物はみな、ヌチグスイ」ととなえながら、
お料理にはげむことにしよう。