増え続ける仕事

今週に入って、毎日どんどん担当する仕事が増え続けている。
今年は何年ぶりかで年末年始をのんびり過ごせるかと思っていたのだけれど、
どうも期待できそうにない。


今朝は早起きをして、同居人と二人で散歩に出た。
寺町の銀杏が鮮やかな黄色になっていて、それに朝日がやわらかく差していて、ほんとうにきれい。
「散歩して、読書して、昼寝する、みたいな暮らしがしたいなあ」という、
過労死寸前の同居人のことばが切実だった。


先日書きそびれた「イワン・イリイチの死/クロイツェル・ソナタ」の感想を簡単に。
トルストイ、好きかも、と思った。
アンナ・カレーニナ』もかなり好きな作品なのだけれど、短中篇はどうかな、と思っていた。
イワン・イリイチの死」のほうは、妹が闘病していたときのことを思い出してちょっとつらかったけれど、
「そうだよなあ」「人間てほんとうにこういうものだよなあ」と思うことが多くて、
書き出しから不愉快きわまりない「クロイツェル・ソナタ」も同様に、
こういう不道徳で真実をついている作品こそ、中学生や高校生に読ませて、
がつんと衝撃を与えてやりたいものだと思った。