1年以上ぶりに

1年以上ぶりにブログを書いてみることにした。たまたま自分の過去のブログを検索する機会があり、読み返してみたら案外忘れてることばかりで、記録に残しておくことって大事だなと思ったので。でも改行の仕方とか、見出しの付け方とか、写真の載せ方とか、みんな忘れちゃった。まあいいや。やっているうちに思い出すでしょう。

 

9月に仕事が変わった。翻訳書の編集の仕事はほんとうにやりがいがあったし楽しかった。どんなに楽しかったか、どれほど情熱を傾けたかを語り始めたらきりがないし、なんだか未練がましいので、いまのところは控えよう。もっと後になって、そうだな、定年になって退職してからなら、もう少し落ち着いて振り返ることができるかもしれない。いまはただ、エージェントさんから預かっていた原書を送り返すために段ボールに詰めていたとき、がまんしていた涙がポロポロとこぼれてしまった、とだけ書いておこう。

 

新しい職場は、作る本の中身が変わった(一般書→学参教材)というのが一番大きい変化なのだけれど、実は意外にインパクトがあるのが、職場のメンバーの年齢構成だ。以前は4人のうち55歳の私が最年少という高齢チームだったんだけど、いまは8名のうち年上は2人だけで残り5人は全員年下。中には20代の若者もいるのだ!みんな賢く落ち着いていて安定感があるのであまり「若い!」という感じはしないけど、ふとしたときに彼らはこの先何十年もこの会社で働いていくんだな、と思うと、今まであまり感じなかった責任感というか使命感のようなものが生まれて、がんばらなくちゃな、と思ったりもするのだった。

 

なーんて余裕をかましていられるのは、いまのところまださほど忙しくないからだろう。ここのところ土日はほぼきちんと休んでいて、コロナで旅行などはできない分、近郊の温泉施設に行ったり自転車で近所を走り回ったりと、のんびりした休日を過ごしている。昨日は最近発見した穴場の温泉施設に行った。家から2時間ほどかかるのだけれど、海を見ながら温泉に入り、ランチを食べ、午後じゅうお昼寝したり本を読んだりとだらだら過ごす。読書会に間に合うようにと『ナイルに死す』を持っていったんだけど、間に合わなかった。というわけで、今日のオンライン読書会は視聴せず。でもみなさんの書き込みを見たら相当盛り上がったみたいで、うーん、しまったな。

 

以前は面白くてもつまらなくても、とにかく読了したら本のタイトルだけでもブログに書く、というルールをつくっていた。この2、3年はブログをさぼっていたせいで、読書記録が残っていない。ツイッターには一応、「読了〜」とか書いたりしてるけど、これは全部じゃなくて、おもしろくなかったときはスルーしている。「読了したら書く」ルールだったころは、たとえば百田尚樹の本とかも読んだ記録と感想めいたものが残っていて、これはこれで結構意味があるんじゃないかなあと思った。ので、この読書記録だけはがんばって復活しようと思う。ええと、今日から。(今日はまだ、『ナイルに死す』読み終わってないから書けない。)