妹の命日の翌日

昨日は妹の命日。そしてその命日の翌日の今日、父が妹のところへ旅立った。奇しくも妹の誕生日の翌日が父の誕生日。命日まで1日違いで揃えたあたり、父と妹の絆の強さがしのばれる。

 

今日は3時半頃病院に行って、30分くらい母と病室で過ごし、意識はなくて熱があったけど、まあすぐにどうこういうことはないね、と話して母といっしょに吉祥寺のエクセルシオールでお茶を飲んだ。でも一応念のため、ということで、葬儀屋をさがしはじめようか、などとひとしきり話をして、私は楽しみにしていたトークイベントに出かけていった。

 

トークイベントはとても楽しく(その報告は後日書こう!)、イベント後はサインの列に並んで「愛」を伝えよう、と思っていたのだけれど、その最中に電話がかかってきて、父が危篤だという。急いでイベント会場をあとにして、高校時代みたいなスピードで池袋駅まで走り、電車を乗り継いで吉祥寺へ、また全速力でタクシー乗り場まで走って病院へ駆けつけた。けど、もう息が止まっていた。

 

でも、ここのところ毎日30分、父と二人で過ごして、はじめのころはずいぶんいろんな話をしたので、私としては悔いはない。意識がなくなってからは、呼吸がつらそうだったので、ほんとうに、おつかれさまでした、という気持ちだ。そして、ここまでがんばってくれて、ありがとう、という感じかな。

 

0時過ぎに帰ってきたら、いつもは早寝の同居人が起きていて梨をむいてくれた。美味しかった。でもまだちょっとおなかがすいてる。悲しくても、おなかはすくんだね。