のんびりした週末

なんだかんだ言って今週は、結構忙しかった。
あまり得意でない支払い関係の業務を引き受けてしまい、何度も伝票を書き直して、なんとも効率の悪い作業ぶり。
しかも、金曜日に上司と話したら、先行きに不安を感じるような提案があり(決まりじゃない、って言ってたけど)、
かなりどよ〜んとした気分で帰宅。
勝間さんの『断る力』を思い出し、「とりあえずいい顔をしたい自分」を必死に抑えて、上司にメールを書く。
この、あっちにもこっちにもいい顔をして、無理をして、結局すべてをばあああああん、と放り出す、という行動パターンだけは、
若いうちならいざしらず、この年になったら、なんとしても避けなくてはいけない。


土曜日、久しぶりに「竹取の湯」へ。
アーユルヴェーダのマッサージを初体験。
これが、すごく良かった。
そもそも、今回はいつもと同じ岩盤浴が、「妙に効くなあ」と思っていた。
やっぱり、気づかないうちに相当、疲れがたまっていたのかもしれない。
「竹取の湯」を出るときは、なんだか体がふわっと軽くなったみたいで、
これから先の休暇(!)のことを考えるとますます気持ちが軽くなって、
金曜日の夜のどよ〜ん気分は一掃!(問題は解決したわけじゃないんだけど、ね)
とりあえず、仕事のことは、休暇と出張が終わって、いやでも考えなくちゃいけなくなるまで、考えるのはやめることにしよう。


日曜日、早起きして運動!なんて言っていたのに、午前中はずるずると過ごし、
午後、西荻まで自転車で出かけた。
久しぶりに夢飯でチキンライスを食べ、いつもの古本屋をのぞき、
西友でお弁当箱を買って、帰宅。
やっぱり、西荻はいいなあ。こじんまりしていて、適度に文化的で、のんびりしてる。
いかにも西荻住民!という感じの、でろでろしたアースカラーの服を着たきれいなおねえさんや、思慮深げな瞳のおにいさんを観察していたら、
自分はずいぶん殺伐とした、仕事仕事の毎日を送っているなあ、とあらためて思ったりする。
でも、自宅の自転車置き場に自転車をしまっていたら、それを見ていた同居人が、
「なんだかよゆう〜の顔をしてるね。いいなあ」とのたまわった。あら、そうかしら。うふふ、やっぱり明日から休み、って気分が顔に出ているのかしら。


というわけで、のんびりした週末を過ごした。
相変わらず、読書はあまり進まない。大好きな古本屋に行ったのに、本を1冊も買わなかったし。
今週読んだ本は、先週の英文学会で若島さんがすすめていたこの一冊。

わかる歴史 面白い歴史 役に立つ歴史 (阪大リーブル013)

わかる歴史 面白い歴史 役に立つ歴史 (阪大リーブル013)

実は第一部しか読んでないんだけど、第一部はとてもおもしろかった。
かなり辛口で、おおっ、こんなことまで書いちゃって、だいじょうぶ??という部分あり。
あと、国語教育については、ちょっと誤解している(というか、最近の状況がわかってない)かな、と思う部分もあった。


そういえば、先週の火曜日に、およそ半年ぶりで、休学していた着付教室に行った。
「自分の紬を持ってきてください」と言われたので、自分の紬と名古屋帯を持って教室へ。
せっかく一度は覚えたはずなのに、もう、おかしいくらいに何もかも忘れていて、
帯のむずびかたはおろか、下着の着方から道具の使い方まで、また、一から教えてもらった。
でも、下着を2回、着物から帯を3回、繰りかえしたので、さすがに最後は一人でひととおり着られた。
自分で気に入って買った着物だから、やっぱり着てみると嬉しくて、
あー、早く着物を着ておでかけしたいなあ、と思う。
(でも、実は、わたしは知らなかったのだが、着物にも季節があって、
今の季節にあう、単衣の着物ってのを、わたしは一枚も持っていないのだった。)