2007年読了本ベスト3
31日〜2日まで、外に出ているので、今日が2007年最後のブログになる。
2007年の読書をひとことで表すと、「長編の当たり年」。
ベスト3はほとんど迷いなく次の3作品。
第1位
- 作者: 市川博彬,ドリス・レッシング
- 出版社/メーカー: 英雄社
- 発売日: 1983/10
- メディア: ?
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第2位
- 作者: ドストエフスキー,亀山郁夫
- 出版社/メーカー: 光文社
- 発売日: 2006/09/07
- メディア: 文庫
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第3位
- 作者: 北方謙三
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 2006/10/18
- メディア: 文庫
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『黄金のノート』は、二段組664ページ。
『カラマーゾフの兄弟』は文庫5巻。
『水滸伝』は文庫10巻プラス単行本8巻。
どれも読んでいる間はどっぷりとその世界に浸って、
登場人物といっしょにどきどきはらはら、「小学生のような読み方」と言われるかもしれないが、
わたしにはやはり、その読み方がいちばん性に合っているらしい。
3作品の微妙な順位は、「再読してみたい」と思う程度の高い順につけた。
『黄金のノート』は、このブログでも何度も書いているように、二度、三度と読むことで、
より読みは深まるに違いない。
ほんとうは原書に挑戦(英語なんだから!)すればよいのだろうが……。
とにかくこの本は、もしかしたら「生涯のベスト1」になるのでは、と予感するくらい、
かなり入れこんで読んだ。
来年1月発売の「英語青年」レッシング特集などもじっくり読んでから、
機会をみつけて再読してみたい。
今年は「古典新訳文庫」全冊読破計画があったために、
読了本のうちの外国文学の割合がこれまでにくらべてものすごく高い。
数少ない日本文学作品の中で、井上光晴の『地の群れ』はよかったなあ。
日本の小説らしい小説だった。
……というわけで、2007年ももう終わり。
結局、『赤と黒』は年末年始のお休みに持ち越し、になっちゃったけど、
2008年のベスト3に入ってくる可能性大なり。うーん、楽しみ。