久しぶりに会社を休んでみた

ここのところ忙しくて、先月の中旬に買ったパンツスーツを、丈直しを頼んだままとりにいっていなかった。
銀行の通帳記入もしていないし、レッシングもまとめて読みたいな、靴も新調しないと、というような、
なんともちまちました理由で、久しぶりに会社を休んでみた。


パンツスーツの引き取りと通帳記入までは無事、果たしたものの、
レッシングは一行も読めなかったし、靴も買いそびれた。
だらだらしないようにと思って、午前中からビシビシ動いたのに、おかしいなあ。
休みの日って、どうしてこんなにあっという間に時間が過ぎるんだろう。


千歳烏山の喫茶店で、亀和田武『人ったらし』を読了。

人ったらし (文春新書)

人ったらし (文春新書)

同居人が読んでいた本を、横取りして先に読んでしまった。
ちょっとした事情があって感想を書けないのだけれど、
めちゃくちゃおもしろかった、ということだけ記しておく。
先週読んだ池上彰の本と、いろいろな意味で対照的。


夕方、すこしだけ、のつもりで本屋をのぞいたら、嗚呼!
「古典新訳文庫」の新刊が……
待ってよお。もう5〜6冊たまってしまっている……スティーブンスンもO・ヘンリーもまだなのに……。
でもとりあえず、出会ってしまった以上は買わなくては。
すぐに手にとってレジへ。
そういえば今朝、bk1からメールが来て、今日、青山南訳のケルアック「路上」を発送します、って書いてあったな。
こうして読むべき本がどんどんたまっていくのね。
先週末、西荻音羽館で買った、高橋康也『アリスの国の言葉たち』(新書館)も、早く読みたい。
ぱらぱらとめくってみたところ、1970年代の香りがぷんぷんする。
うーん、次の電車本はどれにしようか……。


帰宅後、たまにはまじめに夕飯をつくろうと思って、
料理本をみながらあれこれつくってみた。
イクラなど奮発したりして(安売りだったんだけど)。
……ところが、同居人がいちばん「美味しい、美味しい」と言ってもりもり食べたのは、
何の変哲もない、じゃがいもとちくわの煮物。
ふええ、張り合いがないなあ、と思ったけれど、正直なところ、自分も同じ感想。
食後は同居人とぼんやりテレビの連続ドラマをみる。
ああ、『黄金のノート』を一度も開かぬまま、貴重な休日が終わってしまう……