リア王とイギリス的人生

文庫本を2冊、『リア王』『イギリス的人生』を持って、
那須高原へ向かうはずだったのに、
朝、うっかり会社のメールをチェックしたところ、
1通の怒りのメールが届いており、事態は急変。
とりあえず会社に行き、研究会の時間を確認、旅行をキャンセル、
家に戻ってスーツに着替え、研究会のために港南台へ。
朝から飲まず食わずで17時半まで過ごし、
途中、戸塚でオムレツを食べて、さきほど(20時ごろ)帰宅。
つかれた。


しかし『リア王』は文句なしにおもしろい。
古典新訳文庫は、翻訳の良さをしっかり味わいながら読もうと思っていたのに、
そんなことは忘れてしまうくらい、どきどきわくわく、作品にひきこまれるようにして読んでいる。
まだ途中なので、レビューは後日。
ただ、『リア王』に出てくる陰謀とか中傷とか裏切りとか読んでいると、
あんまりスケールが大きくてわざとらしいので、こんなのひっかかるかよお、と思ったりするんだけど、
毎日の生活の中で、お互いにチマチマと怒ったりネチネチと悪口言ったりしてるのが馬鹿らしくなってくる。
どうせなら『リア王』並みに、おもいきり激怒して、追放!とか言って、
華麗な比喩を駆使して悪口ならべたてたほうが、
よっぽどさっぱりするかもしれない。


などということを、人間関係につかれた頭は考えたのでした。
リア王』読み終えて『イギリス的人生』を読み始めたら、
気分は変わるかな?