仕事一色ときどきアメトーーク

情けないタイトルのエントリーがトップページのまま、20日以上経過してしまった。
その後ずっとメソメソしていると思われるかもしれないが、そんなことはない。
ただ、仕事が猛烈に忙しくて、その日のうちに帰宅できる日が平日は1日もなく、
たま〜の休日には同居人と二人でほけーっとアメトーークのDVDを見る、という生活だったため、
ブログの更新ができなかったのだ。
本も一冊も読んでいない。こんなに長い期間、まともな「読了本」がないというのは、
もしかしたら物心ついて以来はじめて、最長記録なのではないか。
受験の時期とかって、「つい逃避的に」本を読んじゃったし、
留学中も翻訳の仕事が猛烈忙しいときも、日本語の本を読むのは息抜きというより歯磨きみたいな必須事項になってたし。


去年やおととしと違って、今年は仕事に対して「やらされている感」がない。
その分、「仕事が忙しすぎる!」といって不満をぶつける相手はおらず、
身からでた錆というか、自分でつくった忙しさは、自分で引き受けるしかないのだ。
こんなふうにならないように、ずいぶん前から手を打ってきたつもりなんだけど、
それでもやっぱり、「もっとこうしたい」「こんなこともやってみたい」というのがどんどん出てきてしまって、
会議の回数は増えるし、仕事の手間も増える。
毎日0時過ぎまでがんばっても、既に当初の予定より1ヶ月分くらい遅れてる。
そうなると、やっぱり電車の中でもたまの休みでも、のんびり本を読もうって気にならなくて、
ずうっと仕事のことを考え続けちゃうんだよね〜。
さすがにアメトーークとかをみてる間くらいは、仕事のこと忘れられるんだけど。
疲れて眠くておふとんに入っても、これからやらなくちゃいけないことをあれやこれやと考えていると目が冴えて眠れない。
そこでこうやってごそごそ起き出して、でも集中して本を読む気にならないので、ブログに駄文を綴ることになる、と。


わたしは以前はお笑いというものにまったくといっていいほど興味がなかった。
実家はお笑い番組とかバラエティーとかほとんどみない家だった。そもそもあまりテレビに執着がなかった。
ゲームをやる習慣もないし、漫画もほとんど読まない。
それが、これほどお笑い大好きになってしまったのは、あきらかに現在の同居人の影響だ。
わたしは見かけによらず主体性がないので、そのときいちばん近くにいる人やいちばん好きな人、尊敬している人の影響をストレートに受ける。
同居人がおもしろいという本はだいたいわたしもおもしろいし、それは映画やお笑い芸人でもほぼ同じだ。
(同居人が大好きなのにわたしがいまいちな芸人はハイキングウォーキングくらいだ。)
だいたい年に1、2回、GWとか夏休みとかの時期に、テレビや映画の番組のDVD全巻視聴ブームがくる。
チャングム」だったり「篤姫」だったり、古くは「ツインピークス」とか「ショムニ」とか、
で、今年はどうやら、「アメトーーク」みたいだ。


などとつまらないことを書いているうちに、どんどん時間が過ぎる。
この時間を読書にあてればよかった……と後悔し、反省する。
もしかしたら、鞄の中にいつまでも読みかけの大岡昇平が入っているのがよくないのかも。
目の前につんであった未読文庫本をひとつひとつ取り上げてみて、
いちばん仕事と関係のなさそうな、気楽に読めそうな本を選び出した。
お、これなら一気に読めそうかも。
これから読む本が決まったら、急に眠くなってきた。
本格的に眠くなるまでこの本を読んでみよう。近日中に「読了報告」記事が書けるといいのだけれど。