打たれ弱すぎ

読書は『ブリキの太鼓』に挑戦中のため、なかなか読了レポートが書けない。
お盆休みが終わって、今週から仕事再開。いきなりばりばりと忙しい日常へと突入。


ここでも時々書いているように、昨年夏に配置換えがあってから、
仕事面では全体的にとても快調で、好きなことを伸び伸びやれている感じ。
ただ、それだけに、いまやっている仕事内容に対する批判に対して、
必要以上に身構えるというか、反発したり落ち込んだりするという傾向にある。
打たれ弱い、ということだ。


理不尽な(自分が納得できない)批判や非難、攻撃に対して、
対処の仕方はいくつかあって、
徹底的に論理でせめて相手をやりこめる、とか、
相手がおかしいんだからとさっさと見切りをつけて適当に受け流す、とか。
多くの人は状況によってこういった対処法を使い分けて、自分の感情を処理するのだと思う。


いっしょに仕事をしている同僚は、かなり年下なのだが大変落ち着いていて、
わたしがかっかきている同じ内容の文書を見て、
「でも、この方が言っていること矛盾してるじゃないですか」と言って、黙殺すべき部分は黙殺し、
自分がなるほどと思う批判だけ、ありがたく拝聴する、ということができるようだ。
一方わたしは、なるほどと思う批判や指摘もたくさんあるのに、攻撃的な文言に気をとられて、
「うー、ひどい……」「こんな言い方しなくても……」とぐずぐずぶちぶち。
帰りの電車の中でも帰宅してからも、ずーっとその件をひきずって、
すっきりとしない一日になってしまった。


わたしの大好きな書評ブログがもう何日も更新されないので、
心配になってその方の日記のほうを見にいったら、仕事が大変みたいだった。
で、最近年のせいか立ち直るのに時間がかかるようになった、と書いてあった。
そうなのだ、わたしも年をとってベテランになったら、仕事面での批判などクールに処理をして、
何事にもてきぱきと論理的に判断を下し、
家に帰ったら仕事のことなどぐずぐず考えず、好きな本を読んだりできるのだろうと思っていた。
そんなことはまったくなかった。ああ。


ただ、ブログを書くという習慣は、少しだけガス抜きの役目を果たしてくれるようだ。
ここでぐずぐず書いているうちに、なんだかずいぶんくだらないことでくよくよしてるなあ、と思ったり、
発散することですっきりして、よし! と立ち直ったりする。
さて、大急ぎでシャワーを浴びて、遅めの出社……といきますか。