疲れすぎて眠れない

今日は午前中から出社。夕方から会議。
予約していた広い会議室が使えないことが午後になってから発覚し、
あわてて8名くらいしか入れない狭い会議室に、なんとか15名をつめこむ作戦を考える。


かなりきつきつだったけれど、なんとか2時間半の会議を消化。
10名の出席者全員が、大量のコピーの束を読んできて、わずかな時間でその資料についての評価をするという、
乱暴といえばかなり乱暴な会議を仕切る。
新メンバーで最初の資料読みだったせいか、予想以上にさまざまな意見が出て、
またしてもまとめるのに四苦八苦。
ほんとうはもっと突っ込んだ議論をしたいところなのだけれど、
時間の関係もあり、どんどん先へ進む。
次回の会議に向けてのお願いをばたばたとして、約30分延長して会議終了。
終わったときにはほんとうにへとへとで、編集部の仲間がくるくると片付けをしてくれているのに、
しばらくぼんやりと、残ったお茶をすすっていた。


会議室から編集部へ戻り、しばらく残務整理。
今年からいっしょに仕事をすることになった編集者に、「こういう会議って疲れるけど楽しいよね」と言ったら、
微妙な表情で、肯定も否定もしなかった。
後で別の同僚にたずねたところ、「もっと理詰めで話し合うのかと思ってた」と言われ、うぐっとなった。
たしかに、時間がなかったせいもあり、理屈はいいから、いいか悪いか、直感的に決めましょう、みたいな雰囲気があった。
そしてたぶんそれは、わたしの性格によるところも大きいのだと思う。
つまりわたしは、一つ一つ理詰めでクリアしていく、というより、だだだーっと数をこなして勘をきたえて、
あうんの呼吸で仕事を進めたい、というタイプなのだ。
こういうのって、耐えられない人は耐えられないだろうなあ、と思う。いい加減な感じで。


あれこれと考えながら井の頭線に揺られていて、あっと気がついたら久我山駅にとまっていた。
あわてて出口に突進し、閉まりかけたドアをこじあけて、どてり、とホームに出る。
「なにやってんの、あのオバサン……」という冷ややかな視線を浴びつつ、とぼとぼと帰途についた。


今日は疲れているから早く寝よう、と思い、布団に入ったのだけれど、眠れない。
会議の興奮が冷めないのか、あるいは疲れすぎているのか。
ごそごそと起き出して、また、ぼんやりと会議の運営のことを考える。
前にも書いたように今度の会議のメンバーは、自分が信頼している人ばかり集まっているため、
がっかりさせられたり、腹が立ったり、ということはないのだけれど、
逆に、自分の力不足や浅はかさを思い知って、自己嫌悪におちいって悩むことになるのだ。勝手なものだ。


でもまあ、一朝一夕で力がつくわけもなく、とりつくろっても仕方がないので、
今のままの自分でなんとかやっていくしかない。
あこがれのA先生が別れ際に、「あまりがんばりすぎないように」とおっしゃったのが、じんわりと思い出された。


明日はこの連休唯一の、同居人と二人そろってのお休み。
お天気がよかったら、舟にでも乗ろうかねえ、と話している。
いろいろ書いているうちに、だんだん心が落ち着いてきて、眠くなってきた。
ブログを書くというのは、こういう効用もあるんだな。
おやすみなさい……