2008年に読んだ本ベスト5

ここ北烏山の地にやってきて初めて、
この場所で年越しを迎えることになりました。
除夜の鐘が鳴り始める前に、
取り急ぎ、2008年に読んだ本ベスト5を。
以下5点、順不同。

アブサロム、アブサロム! (池澤夏樹=個人編集 世界文学全集 1-9)

アブサロム、アブサロム! (池澤夏樹=個人編集 世界文学全集 1-9)

或る女 (新潮文庫)

或る女 (新潮文庫)

荒地の恋

荒地の恋

エマ (上) (ちくま文庫)

エマ (上) (ちくま文庫)

日本語が亡びるとき―英語の世紀の中で

日本語が亡びるとき―英語の世紀の中で


今年は予想外に読了本の数が少なかったけれど、
こうやって振り返ってみると、「あたり」が多かったんだなあ。
海外文学の2作品と、『或る女』は、
「いまごろ読んだの〜?」と言われてしまいそうな名作中の名作だから、
まあ、感銘を受けるのは当然としても、
荒地の恋』と「日本語が亡びるとき』は、名作とか何とかいうより、
自分にとってがつんときた、というか、その瞬間の自分の気分にぴったりあった本だった。


今年はこのブログ上でもいろいろあって、
たくさんの人に読んでいただけるようになればなったで、
反省することがたくさんあった。
本来は自分自身のために始めたブログであっても、
公開するということはそれなりに責任をともなうのだということを思い知った1年でもあり、
また、会ったことのないブログ上の友人からの励ましや、
こちらが勝手に読んでいるブログの書き手の奮闘ぶりが、
自分にとってものすごい力になるということも経験した1年だった。


来年は、もっともっと本を読むぞ〜!
あれだけ大騒ぎしておいて、『アーサー・ウェイリー』をまだ読了していないのです。
来年はまず、この本から!
みなさま、どうぞよいお年を。