渡辺茂男『心に緑の種をまく』

心に緑の種をまく―絵本のたのしみ (新潮文庫)

心に緑の種をまく―絵本のたのしみ (新潮文庫)

こちらは(とばし読みで)昨夜、読了。
仕事直結の本だけれど、なかなかよかった。
児童文学の本は、「子どもたちを愛しましょう」色が強すぎると、
子どものいない私には耐えられないときがあるのだけれど、
この本は子どもへの愛にあふれているのに、そういううっとうしさはまるでなかった。
たぶんそれは、著者の経験の豊かさと、情報の質の高さからくるのだろう。
言及されている本の多くが、子どもの頃に自分が親しんだ本だということもあるかもしれない。


ふと思いついて今日、甥っ子の入学祝いに絵本を買った。
新しいものもいれようと思ったのだけれど、
結局、妹が好きだった絵本を3冊買った。

おしいれのぼうけん (絵本・ぼくたちこどもだ)

おしいれのぼうけん (絵本・ぼくたちこどもだ)

じてんしゃにのるひとまねこざる (岩波の子どもの本)

じてんしゃにのるひとまねこざる (岩波の子どもの本)

ちいさいおうち

ちいさいおうち

幼い妹といっしょに、何度も何度も読み返した本。
あらためて絵本を手にしたら、
そのころに妹が着ていた洋服の柄まで思い出して、涙が出た。