心穏やかに暮らしたい

ぼんやりとツイッターをながめていたら、心がざわざわする書き込みにぶつかってしまった。一昨年の夏の悪夢がよみがえり、軽いめまいと吐き気に襲われた。あのときなぜあんなに辛かったかというと、自分の不勉強と不注意のせいで、大勢の人に迷惑をかけてしまうと思ったからだ。結果的に炎は1週間程度でおさまり、関係者が仕事を奪われたり、自分を含め誰かが処分されたり、ということはなかった。売り上げが期待していたほど伸びなかったとも思うけれど、内容をきちんと評価してくれる方も多くいて、シリーズとして安定した売り上げに落ち着いたのではないかと思う。

 

でも私の中には、同じような話題の議論に触れると、上述のような肉体的反応が起きるようになってしまった。これは私ひとりの問題で、もはや会社も当該の書籍も関係ない。自衛するためにツイッターのフォローを整理して、激しい言葉で人を批判したり揶揄したりする人のフォローや、そういったツイートをリツイートする人のフォローをそっと外した。事件から1年以上が過ぎ、会社もやめて、もうそろそろだいじょうぶかな、と思っていた矢先の今日だった。あ、まだだめかな、と思った。

 

若い頃は、辛いことや苦しいことから「逃げるな」と教わった。でもだんだん年をとってきて、負けん気の強さもあやしくなってきたので、最近は、逃げられるときは逃げよう、と思っている。SNSではなるべく趣味の楽しい記事を拾って読むようにして、あまりお金をかけずに、楽しいことをして過ごす。なるべく自分が楽しいと思える仕事を選び、気持ちよくつきあえる人と仕事をする。同居人に、「毎日楽しそうだねえ」と半ば呆れるように言われたけれど、そうなるように、自分なりに努力というか、工夫をしているのだよ。

 

どんなに忙しくても、週に1日はオフにする、というのも、その工夫のひとつ。で、今日はそのオフ日だったので、都内の温浴施設に長時間滞在。読みかけの本を読了。オフの日のジム通いをどうするか、現在検討中なのだけれど、今日はとりあえず休んでみた。なんとなく、後ろめたいような気持ちになっている。明日は仕事で終日外出。そろそろ寝る。