2011-08-01から1ヶ月間の記事一覧

70年代生まれの女たち

福岡の出張は無事終了。わたしが編集している本について興味を持っている方々と話をする、という機会なので、これがおもしろくないはずはない。もちろん、批判的な意見もあるし、懇親会などでは脱線もする。でも、実はいちばんおもしろいのは、批判的な意見…

不機嫌な若者たち

今週前半は九州出張。旅の友には複数の読書仲間がすすめていた津村記久子を選択。文庫本と単行本を1冊ずつ買って、ボストンバッグに入れて旅立った。 2冊とも九州で読了。君は永遠にそいつらより若い (ちくま文庫)作者: 津村記久子出版社/メーカー: 筑摩書…

詩を語る男たちはまぶしい

今日は編集会議。中心の議題は「詩」である。出席する先生は4名、これが、揃いも揃って私的にはものすごくいい男ばかり。(あくまで、私的に、である。)行きの電車の中で、昨日Yさんからプレゼントしてもらった英語のプリントを読む。というか、読もうと…

大洗サンビーチでトルストイを読む

先週、突然思い立って大洗へ一泊旅行。会社の事情で8月は休みだらけになっているわたしに比べ、休みベタで働きづめの同居人があまりに気の毒なので、直前でも予約可の海沿いの宿をさがしたのである。 期待どおり、放射能の心配なんてぜーんぜんないのに、大…

『下町ロケット』と父のキュウリ

鎌倉の実家への往復携帯本として、直木賞受賞作『下町ロケット』を選択。下町ロケット作者: 池井戸潤出版社/メーカー: 小学館発売日: 2010/11/24メディア: ハードカバー購入: 20人 クリック: 404回この商品を含むブログ (196件) を見るいかにも直木賞、楽天…

川上未映子と大野左紀子

二人の名前を並べてタイトルにしたのは、とくに理由はない。 単に、この二人の作品を読了した、というだけだ。 ただ、結果的にずいぶんと対照的な匂いのするものを続けて読んだことになった、とはいえる。 川上未映子「すべて真夜中の恋人たち」(群像9月号…

積読本が増えるばかり

先日は京王の古書市で、仕事度70%くらいの感じで本を選び、 5冊ほど購入。また、この週末に西荻の古本や・新刊書店を自転車で巡り、 さらに5冊ほど購入。 さらにこの週末、文芸誌が続々と届き、 「読むべき本」には事欠かない状況となった。 さて、まず…

「S先生のこと」のこと

ここ数日、一時的ではあるが、睡眠時間3時間程度の多忙な日が続いた。 終電まで仕事をし、持ち帰って仕事をし……というわけで、 読書はぴたりと止まってしまっている。 でも、最近は、毎日欠かさずチェックしている感動的なブログ連載があるため、 通勤列車…